八王子スーパーナンペイ殺人事件

 東京都八王子市の「スーパーナンペイ大和田店」で1995年7月、女性店員3人が射殺された強盗殺人事件で、警視庁は犯人が履いていた可能性があるスニーカー2種類のレプリカを作り、17日、3D画像などをホームページ(HP)で公開した。

 捜査1課によると、現場に残されていた犯人のものとみられる足跡から絞り込んだ。サイズは26センチで、1種類は1990~91年に東京、神奈川、埼玉の丸井を中心に7色計439足(1足7800円)が販売されていた。
 もう1種類は、93~94年に全国の丸井やパルコを中心に、黒と白の計94足(同1万2千円)が販売されていたという。

 ◇吸い殻に女性の口紅とDNA

 また、現場事務所のシンク脇にあった灰皿に、たばこの吸い殻11本が残されていたことも新たに公表した。一部には口紅がついており、従業員や出入り業者のものとは一致しない女性のDNA型が検出されたという。この女性についても心当たりがないか、情報提供を呼びかけている。

 さらに事件当日、閉店直前に現場の店で果物や焼きそばなどを購入した若い男女についても特定ができていないとして、特徴をHPに掲載した。犯人を目撃していた可能性があるとして行方を探している。

 詳細は同庁のHPへ。事件の解決に結びつく情報の提供者には、公的な捜査特別報奨金と、有志らの私的懸賞金を合わせた計600万円を上限とした懸賞金が支払われる。

スーパーナンペイ殺人事件

〈八王子スーパー3人射殺事件〉
 1995年7月30日夜、東京都八王子市大和田町4丁目の「スーパーナンペイ大和田店」2階事務所で、パート従業員の稲垣則子さん(当時47)と、アルバイトで高校2年だった矢吹恵さん(同17)、前田寛美さん(同16)が頭を拳銃で撃たれて殺害された。現金約520万円が入っていた事務所内の金庫には開けようとした跡があり、警視庁は強盗殺人事件として八王子署に特別捜査本部を設置して捜査を続けている。鑑定の結果、使用された拳銃はフィリピン製の38口径回転式「スカイヤーズビンガム」とされる。

スカイヤーズビンガム

 捜査1課幹部は「被害者家族はいまもなお事件の解決を待っている。発表できる捜査内容を公開し、情報提供をお願いしたい」と話している。情報提供は八王子署特別捜査本部(042・621・0130)へ。
朝日新聞デジタル 2018年7月17日

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