●映画『美術館を手玉にとった男
 
 
【解説】
 30年にわたりアメリカの美術館をだまし続けた希代の贋作画家マーク・ラ­ンディス氏を追ったドキュメンタリー。
 精巧な贋作を作り続けては金もうけをすることな­く20州、46か所の美術館に無償で寄贈していたランディス氏の素顔に迫るとともに、­執拗(しつよう)に彼を追い詰めていく人々やだまされた人々の姿を通し、さまざまな感­情をユーモラスに活写する。
 監督は、以前ニューヨーク近代美術館で働いていたジェニフ­ァー・グラウスマンと画家の活動経験を持つサム・カルマン。(シネマトゥディ)

映画「美術館を手玉にとった男」公式サイト

gansaku


<参考>
 ミステリ好き、”贋作もの"や完全犯罪好きの方ならおなじみの作品。

★『真贋の森』 (中公文庫)松本清張
 →学会を追われた異能の美術史研究者。男は放浪の末に贋作画の製作に激しい情熱を燃やし、周到な復讐計画を練り上げる。
★『世紀の贋作画商』(草思社文庫)七尾 和晃
 →贋作絵画を大量に流し、松本清張、江上波夫ら大家の名を騙って手練れの画商たちを操った詐欺師の話。
★『迷宮の美術史 名画贋作 』(青春新書INTELLIGENCE)
 →プロの目を欺く贋作テクニック。真贋をめぐる知られざる攻防。絵画鑑定での問題点や美術界の現状についても考察。
★『贋作(原題:Ripley Under Ground)』(河出文庫)パトリシア・ハイスミス
 リプリーシリーズ5作のうちの1作。 cf:「太陽がいっぱい」「アメリカの友人」「リプリーをまねた少年」「死者と踊るリプリー」
★『文福茶釜』(文春文庫)黒川博行
 →古美術や骨董の贋作の手口や詐欺の手口を詳しく描いた小説
★『奪取』(講談社文庫)真保 裕一
 →贋札を作る話
★『真贋の構図』もりたなるお
 →幻の名画が発見されたが、そこに描かれたものは……。
★『贋作と共に去りぬ』『贋作に明日はない』『暗くなるまで贋作を』(創元推理文庫)ヘイリー・リンド