棺桶型
[100年間の人口推移]

 ◇出生率回復、実現遠く 来なかった第3次ベビーブーム

 地方をむしばんできた人口減は今後、都市部でも起こり、人手不足が深刻化する。「少子化」を食い止められなかったのはなぜか――到来するはずの第3次ベビーブームの前に立ちはだかる平成不況”。


 ◇棺桶型人口ピラミッドが示す日本の高齢化と労働力の問題

 日本の人口は、2008年の1億2808万人をピークに、その後減少しています。
 政府の試算では、2048年に9913万人と1億人を割り、2060年には8674万人まで減少することが見込まれています。

 人口の減少とともに日本にとって大きな問題とされるのが、高齢化です。
 日本の人口構造は、世界の主要国のなかでも特異な形をしています。

 全人口に対する高齢者(65歳以上)の割合は平成28年の段階で27.3%、女性だけで算出すれば30.1%です。

「3人に1人は高齢者」も、近いうちにあり得ないとはいえません。
 人口ピラミッドは「棺桶型」と呼ばれ、この危機を日本がどう乗り越えるのか、海外は注目しています。
1234times 2018/05/30

棺桶型‐2055