地下生活9年 オランダ
オランダのルイナーウォルド(Ruinerwold)村の隠れ家:窓に鉄格子

 ◇父親と子供たちに血縁関係はなく、出生届けのない子供も

 オランダの警察は、ドレンテ州北部の人里離れた場所にある孤立した農家の地下に住み、「世界の終末」を待っていた父親(58)と6人の成人した子供(男女)を見つけた。
その農家の食器棚の後ろには地下に続く秘密の通路があったという。

 その地下室で警察が見たのは、ベッドの上に寝そべっている男性(58)と、16歳から25歳までの6人の若者だった。解放された彼らのうち数人は、他の人間が存在している事すら知らなかったという。

救助に向かった警察車両
監禁状態の家族の救助に向かったオランダ警察の車両

 地元メディアによって、そのうちの25歳の男性が日曜日に混乱した様子で近くのパブを訪れ、ビールを5杯飲んだ後に助けを求め、「9年間ずっと外に出ていなかった」と話したと伝えられた。
 パブのオーナーのクリス・ウェスターベーク氏が、25歳の男性が逃げてきたと聞いて警察に通報したのだという。

 警察はその場で、捜査に協力をしなかったとして58歳の男性を逮捕したが、彼は6人“子供”の実の父親ではなかった。

 この事件を最初に報道した地元報道局のRTV Drentheは、「一家は何年も地下に住み、終わりの時を待っていた」と伝えた。

 ロジャー・ド・グルート市長は記者会見で「今までにこんな事は一度たりともなかった」と語った。
「彼らは孤立した生活を送りながら9年間ずっとそこに暮らし、子供達のうち数人は出生届けが出されていなかった」と付け加えた。

 古着を着て髪も伸びっぱなしの25歳の男性は「こんな暮らしを終わらせたかった」と語ったという。
・Father and six adult children who lived in Dutch farmhouse cellar for NINE YEARS waiting for the 'end of times' are discovered after one escapes and asks for help in nearby bar

・'Oudste zoon wilde met broertje en zusjes ontsnappen aan kelderleven'
RTV Drenthe 2019年10月15日

オランダ 地下生活9年
保護された家族は、小さな菜園とヤギだけで生活を維持していたもよう

 ◇オランダの7人家族「世界の終末を待って地下室に9年間」

 オランダ・ハーグの警察は、ドレンテ州北部のルイナーウォルド村付近の人里離れた農家の地下室で、「世界の終わりを待つ」ために何年も過ごした、父親と6人の成人した子供が隠れているのを発見した。

「彼らは孤立したライフスタイルで暮らしていました」と彼は言い、過去9年間家屋に住んでいて、「何人かの子供は出生登録簿に記録がなかった」と付け加えました。

オランダ 謎の地下生活

 多くの謎が解明されておらず、警察は「すべてのシナリオ」を調査していると市長は付け加えた。
 家族は近くのホリデーパークに連れて行かれ、調査は続いていると報告書は述べた。

 最初にこの記事を報道した地元のRTV Drentheは、一部の住人は「他の人が存在するということを知らなかった」と話す。
 警察は、家族の長男と思われる25歳前後の男性が日曜日の夕方に村のパブに入った後に警戒を呼びかけました。

 パブのオーナーのWesterbeek氏:
「彼は汚れた古着を着ていて、学校にも行ったことがなく、9年間外に出ていなかったと語り、非常に混乱している様子だった。彼が、『緊急に助けが必要だ』と言ったので、私は警察に電話した」

 ◇食器棚の裏に地下室に通じる隠し階段

 警察の家宅捜査の結果、食器棚の後ろに地下室に通じる隠された階段があり、地下室には父親と称する男性がベッドに寝そべり、その周りに子供と思われる5人の男女がいた。

 RTV Drentheによると、発見された一家は外界との接触がなく、菜園を作りヤギを飼って自給自足の生活をしていたという。
 父親は、数年前に脳卒中を起こしベッドに横たわっている状態で、妻がいる気配はなく、近所の人々も家族の存在に気付いておらず、男性の一人暮らしだと思っていたようだ。

 地元警察は、「調査している段階なので、現時点でメディアに提供できる情報はない」とツイートしている。
japantimes 2019年10月16日

オランダ警察の車両
オランダ警察の車両
POLITIE(オランダ語で警察の意)

◆参考記事
民家に住民登録、韓国籍の無職・斉藤裕(ひろき)こと崔裕(さいひろき)を逮捕…1階に2遺体 →遺体が発見された民家では数年間で複数の家族が入れ替わり、姿を消していた