長崎海上保安部は18日、長崎県五島市・男女群島の女島(めしま)沖の排他的経済水域(EEZ)を航行していた中国漁船の自称「浙台漁冷32878」(395トン、10人乗り組み)を拿捕し、船長の梁炳方(リァン・ビンファン)容疑者(43)を漁業主権法違反(立ち入り検査忌避)の疑いで現行犯逮捕した。

 船内からサンゴが見つかり、密漁の可能性があるとみて調べている。

 発表によると、長崎海保の巡視船が17日午後10時25分頃、女島の西26キロの海上を航行中の漁船を発見。停船を命じたが、逃げたため追跡した。約8時間後の18日午前6時15分頃、女島の西南西約170キロの海上で海上保安官6人が漁船に乗り移り、停船させた。
YOMIURI ONLINE





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「漁業主権法」=排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律
中国漁船サンゴ密漁問題