【続報】2016-2-22  05:00
【カイロ時事】シリアの首都ダマスカス近郊と中部ホムスで21日、連続爆弾テロが相次ぎ、AFP通信によると民間人多数を含む少なくとも計142人が死亡した。
 いずれもアサド政権の支配地域が標的となっている。過激派組織「イスラム国」(ISIL)が犯行声明を出した。
 ダマスカスでは、郊外にあるイスラム教シーア派の「サイエダ・ゼイナブ廟(びょう)」付近で4回にわたって自爆や自動車爆弾による爆発があり、少なくとも83人が死亡した。アサド大統領が属するイスラム教アラウィ派の住民が多いホムスのザフラー地区では、2度の爆発により59人以上が犠牲になった。
時事通信

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Dimashq

 【カイロ時事】2016-2-22  00:00
 シリアの首都ダマスカス郊外にあるイスラム教シーア派の宗教施設付近で21日、少なくとも3回の爆発が起き、国営テレビによると30人が死亡、数十人が負傷した。

 中部ホムスでも2度にわたって自動車爆弾による爆発があり、在英のシリア人権監視団は少なくとも57人が死亡したことを明らかにした。ロイター通信によれば、いずれのテロでも過激派組織「イスラム国」(ISIL)が犯行声明を出した。

 ダマスカス郊外では、自動車爆弾による爆発が1回、自爆テロが2回起きた。犠牲者の中には生徒も含まれるという。シリア人権監視団は、爆発は4回あり、死者は31人に達したとしている。
 ホムスで爆発があったザフラー地区は、アサド大統領が属するイスラム教アラウィ派の住民が多い。爆発の規模は大きく、現場付近の店舗や自動車は大破したという。犠牲者には多数の民間人が含まれている。

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