suidou 岡山市水道局が使用量メーターの検針業務を委託している「第一環境」(本社・東京)の岡山営業所が、検針ミス22件を最長で約2年間放置し、市水道局が10月31日付で厳重注意をしたことがわかった。中には庭の水を無断で流して帳尻を合わせていたケースもあったという。

 市水道局と同社によると、内部通報を受け、9月に社内調査したところ、市に報告していない22件の検針ミスがわかった。10月12日に「報告遅れがあった」と市に始末書を提出した。

 使用量を多く読み取り、料金を過徴収していた。うち2件では、社員が長期不在の契約者宅の敷地内に入り、前回検針で誤った値まで使用量を増やすため、庭の散水栓から水を流していた。前回検針で誤った値に使用量が増えるまで待ったケースも2件あった。

 第一環境は中・四国支店と岡山営業所の幹部6人を懲戒処分にした。進藤賢一支店長は取材に「ミスを何件以内に抑えるという目標があり、ミスをしてはいけないという意識が強過ぎたのか、社員が報告できない体制になっていた」と話した。(波多野大介)
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※委託業者が意図的に水道の栓を開閉して水道料金を調整しているケースが他にもありそうですね。