北極星2号
[SLBM:潜水艦発射弾道ミサイルがベース。固体燃料エンジン搭載]

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(3月19日)

【ソウル米村耕一】
 韓国軍合同参謀本部によると北朝鮮は16日午前6時20分(日本時間同)ごろ、東部咸鏡南道(ハムギョンナムド)新浦(シンポ)付近の陸上から弾道ミサイルを発射したが直後に爆発して失敗した。
 韓国軍はミサイルの種別などを分析している。ロイター通信は米高官の話として、発射されたミサイルは米本土を狙う大陸間弾道ミサイル(ICBM)ではないと報じた。

 米国のトランプ大統領が北朝鮮への圧力を強める中、マイク・ペンス副大統領は16日午後、日本を含むアジア各国訪問の一環で韓国に到着する。アジア訪問の目的の一つが北朝鮮の挑発行動への対応を協議することで、北朝鮮はペンス氏の韓国入りを念頭にミサイル発射を試みた可能性もある。

 北朝鮮は15日の故金日成主席生誕105周年を祝賀する軍事パレードで、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「KN11(北朝鮮名・北極星1)」や陸上配備型に改良した新型中距離弾道ミサイル「KN15(同・北極星2)」のほか、米本土を狙う大陸間弾道ミサイル(ICBM)と推定される新型ミサイルを公開。
 崔竜海朝鮮労働党副委員長は「米国が挑発を仕掛けてくれば、即時に壊滅的攻撃を加え、全面戦争には全面戦争で対応する」と演説していた。

 北朝鮮は今月5日にも同じ一帯からミサイルを日本海に向けて発射。
 飛距離は約60キロで、米太平洋軍は当初、新型中距離弾道ミサイル「KN15」と推定していたが、その後に韓国の専門家の間では改良型スカッドミサイル(射程1000キロ)など別のミサイルをさらに改良するための実験との見方も出ていた。
毎日新聞4/16(日)


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