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 電通は16日、2018年の世界の広告市場が4.3%増の5876億ドル(約65兆2200億円)になるという予測を発表した。
 ネット広告は全体の37.6%を占め、初めてテレビ広告(35.9%)を上回る。スマートフォン(スマホ)の普及などでネット広告の高い伸びは続いており、広告のデジタルシフトはますます進みそうだ。

 ネット広告では17年にスマホなどモバイル向けの広告が56%に達し、パソコン向けを抜く見通し。中でも交流サイト(SNS)に表示される広告や動画広告が急速に伸びている。

 17年の世界の広告市場は3.8%増の5634億ドル(62兆5900億円)と前回の予測(16年9月時点)より伸び率が鈍化した。18年は韓国・平昌での冬季五輪やロシアで開催されるサッカーのワールドカップといった大きなスポーツイベントがあり、伸び率は17年を上回ると予測する。

 調査は電通の子会社で海外事業を統括する電通イージス・ネットワークが実施。59カ国・地域の広告費の成長率を分析、推計している。
日本経済新聞


 ◇世界のネット広告収入2017年にはテレビ広告収入を超えるとPwCが予想

 2019年までのデジタル広告収入は年平均12.2%増、広告のデジタル化進展も、非デジタルが引き続き6割強の割合を占める。

PwCは、世界の広告収入総額は2019年まで4.7%の年平均成長率で拡大すると予想。広告収入をデジタル広告収入、非デジタル広告収入に分けると、デジタル広告収入は年平均成長率12.2%増と、非デジタル広告収入の1.2%増と比べると大きく上回る。

だが、非デジタル広告収入は、2019年時点においても世界の広告収入の60%強を占めるとのことであり、デジタル広告収入(デジタル屋外広告収入を含む)の割合は、2010年の16.6%からは大きく拡大するものの、2019年時点で38.7%にとどまる。

 ◇デジタル広告の成長はネット広告がけん引、その背景はモバイルとビデオの成長

 しかしながら、広告のデジタル化の進展は明らかであり、PwCはインターネット広告を2019年まで最も高い成長が見込まれる広告セグメントと位置付けている。

 また、2015年から2019年までのデジタル広告収入を牽引する主な要因は、モバイル広告とビデオ広告であるとも述べている。

 モバイル広告収入は、2019年までの年平均成長率が23.1%と急増し、2018年に世界のディスプレイ広告収入を追い抜くとみられるとしている。

 ビデオ広告収入は、2019年に世界のスマートフォン接続数がほぼ倍増の38億5,000万に達するのを受け、19.5%の年平均成長率で増加すると見通している。

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 ◇検索連動型広告は引き続きネット広告の最大カテゴリにとどまる

 PwCは、2019年時点の世界のインターネット広告収入において、検索連動型広告が引き続き最も大きなカテゴリとしてとどまるとも予想している。

 その割合は、モバイル広告、ビデオ広告などの割合の拡大により減少傾向をたどるものの、2019年時点でインターネット広告収入全体の35.6%と、引き続き最も大きな割合を占めるとのことだ。
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