墜落の北朝鮮無人機

 ◇墜落の北朝鮮無人機「生物兵器の搭載可能」 

 韓国国防省は21日、北部で9日に見つかった小型無人機が北朝鮮偵察機だったと発表した。
 北朝鮮から離陸し、米軍の高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD〈サード〉)などを撮影して戻る途中、燃料不足で墜落した

 生物化学兵器を搭載できるほか、巡航ミサイル開発の一環だった可能性もあるという。

mujinki

 無人機は2014年に白?島(ペンニョンド)で見つかった機体と似た構造だが、エンジンや機体が大きくなり、航続距離が500キロ以上に伸びた。

 香港で入手した中国製の機体を改造した可能性がある。
 エンジンにチェコ、飛行操縦コンピューターにカナダ、全地球測位システム(GPS)に米国、GPS受信機にスイ ス、カメラと無線操縦受信機に日本、駆動機に韓国の製品をそれぞれ使っていた。

 軍事境界線から約7キロ離れた北朝鮮江原道金剛郡(カンウォンドクムガングン)から発進し、高度2・4キロを最高時速90キロで飛行し、南へ266キロ離れた場所まで飛行。

 そこで引き返し、北上する途中に墜落した。  翼長は2・86メートル、全長1・85メートルだった。
 3メートル以下の大きさの物体をレーダーで探知するのは難しい。
  カメラなどを外せば3キロ程度の爆薬や生物化学兵器も搭載できる。
 北朝鮮は計551枚の写真を撮影していた。
 巡航ミサイルの飛行に必要な3D地図データを集めていた可能性もある。(ソウル=牧野愛博)
 朝日新聞
韓国発表 6/21(水)


●3機の小型無人機 全て北朝鮮から
2014-5-8

 小型無人機はそれぞれ北朝鮮の地域から発進し、韓国の地域に墜落している
 韓国で相次いで発見された墜落小型無人機3台が、全て北朝鮮から発進していたことが確認できたと国防省が8日発表した。
 (C)WoW!Korea
2014-5-8