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[5月14日に北朝鮮が発射実験を行った火星12]

南西諸島・ミサイル防衛を強化へ 安倍首相、防衛大綱見直し表明、敵基地攻撃能力は「検討の予定なし」


【ソウル=桜井紀雄】
 北朝鮮の朝鮮人民軍戦略軍は、北朝鮮に対するトランプ米政権の軍事的圧迫を非難し、中長距離弾道ミサイルと称する「火星12」で「グアム島周辺への包囲射撃を断行する作戦案を慎重に検討している」と警告する報道官声明を発表した。朝鮮中央通信が9日、伝えた。

 声明は、作戦案が間もなく最高司令部に報告され、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が決断を下せば「任意の時刻に同時多発的、連発的に実行されるだろう」と主張。米国に「正しい選択」をし「軍事的挑発行為を直ちにやめるべきだ」と迫った。

 トランプ政権が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行ったり、戦略爆撃機を韓国に飛来させたりしていることに反発したもので、爆撃機の出撃基地のあるグアムをけん制して警告を送るためだとしている。火星12は、5月に試射され、グアムに届く5千キロ前後の射程があると推測されている。

 朝鮮中央通信は9日、「敵基地攻撃能力」保有の検討に言及した小野寺五典防衛相や、安倍晋三首相を名指しで非難し、「日本列島ごときは一瞬で焦土化できる能力を備えて久しい」と威嚇する記事も報じた。
産経新聞 8/9(水) 

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 ◇北朝鮮、米国グアムに向けたミサイル発射作戦を検討

 北朝鮮の朝鮮人民軍戦略軍は9日、米国のグアム周辺に向けて新型中距離弾道ミサイル「火星12」を発射する作戦を検討していると脅迫した。朝鮮中央通信の報道を基に共同通信が伝えた。 

 国連安全保障理事会は5日、北朝鮮に対する新たな制裁を全会一致で採択した。それに応じて北朝鮮は7日、核兵器開発をやめることはないと明らかにした。
 さらに、対話を拒否し、米国に対して怒りをあらわに報復を警告した。 

 先の報道によると、北朝鮮は第2次世界大戦時に広島と長崎に投下された原爆より断然強力かもしれない水爆開発に取り組んでいる。
 関係者によると、北朝鮮の水爆開発は半年から1年半後にも完了する可能性がある。