トランプ大統領とマイク・ペンス副大統領
[トランプ大統領とマイク・ペンス副大統領]

 【ワシントン時事】
 トランプ米大統領は10日、北朝鮮が米領グアム島周辺への弾道ミサイル発射計画を公言したことについて「グアムに対して何かすれば、誰も見たことのないような事態が北朝鮮で起きることになる」と警告し、軍事力で報復する考えを強く示唆した。
 滞在先のニュージャージー州で記者団に語った。

 ◇「北朝鮮が威嚇を続けるなら火力と怒りに直面する」

 トランプ氏は先に、北朝鮮が米国を脅すなら「火力と怒りに直面する」と言明した。
 北朝鮮はこれに反発して、グアム島周辺30~40キロの水域に向けて中距離弾道ミサイル4発を同時に発射する作戦計画を今月中旬に完成させると威嚇。緊張を高める大統領の発言には、米国内で批判の声が相次いだ。

 トランプ氏は自身の発言について、「厳し過ぎると言う人もいるが、まだ厳しさが足りなかったかもしれない」と反論した。ただ、「さらに厳しい対応」の中身は示さず、北朝鮮に先制攻撃を仕掛ける可能性への言及も避けた。

 北朝鮮との交渉に関しては「いつも考えている。交渉は25年もやってきた」と指摘。「クリントン(元政権)の交渉は弱腰で効果がなく、オバマ(前政権)は話すらしたがらなかったが、私は話す。誰かがやらなければならない」と語った。

 北朝鮮の挑発に対して、マティス国防長官が「体制の崩壊や国民の破滅につながるような行動を考えるべきではない」と強い姿勢を示す一方、ティラーソン国務長官は外交解決を主張している。
 トランプ氏は「混乱したメッセージではない」と述べ、政権内の足並みが乱れているわけではないと強調した。

 また、トランプ氏は国連安保理で新たな北朝鮮制裁決議が全会一致で採択されたことに触れ、「中国とロシアが賛同したことに敬意を表する」と表明。
「残念ながら、多くの人が考えるほどの効果はないだろう」と限界を認めつつ、北朝鮮が経済面で依存する中国を挙げ、「もっと(制裁を)できるだろうし、やってくれるだろう」と協力拡大に期待を示した。 
時事ドットコム 8/11(金)


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