kinoko

 名古屋市港区で公園に生えていた毒キノコを食べた男性3人が、下痢や吐き気などの症状を訴え、入院していることが分かりました。

 名古屋市港区の荒子川公園で、今月20日バーベキューをしていた30代の男性3人が、園内に生えていたキノコを採り、焼いて食べたところ、約1時間後に下痢や嘔吐などの症状が出て、病院に搬送されました。

 男性らは現在も入院中ですが、快方に向かっているということです。

オオシロカラカサタケ
[成長とともにカサが開く。夏から秋にかけて草原に多く群生。5~20㎝]

 男性らが食べたのは毒キノコの「オオシロカラカサタケ」で、表面は白くてカサが大きく、芝生などに生えていて、食べると嘔吐や下痢、腹痛など食中毒を起こすということです。

 名古屋市は園内に立て看板を設置し、利用者に注意を呼びかけています。
東海テレビ  


※オオシロカラカサタケ
 有毒成分のモリブドフィリシン、ステロイド類(細胞毒)を含む。
 摂取後、1地時間から3時間程度で腹痛、下痢、嘔吐などの症状があらわれ、さらに発熱、悪寒、頭痛、痙攣などの症状を引き起こす。
 オオシロカラカサタケに含まれる毒素は非常に強く症状も激しいので要注意。
 本来は熱帯地方のキノコだが、1980年頃から本州でも確認されるようになった。