国連安全保障理事会

 北朝鮮の6度目の核実験を受け、米国は6日、北朝鮮への制裁を大幅に強化する最新決議案を国連安全保障理事会の理事国に配布した。

 朝日新聞が独自に確認した決議案によると、金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長らの資産凍結のほか、北朝鮮への石油禁輸、北朝鮮製の繊維製品の禁輸など、かつてなく強力な制裁措置が盛り込まれている。制裁強化に慎重な常任理事国、中国とロシアの動向が焦点となる。

 米国のヘイリー国連大使は4日の緊急会合で「もうたくさんだ。手遅れになる前に外交手段を使い尽くす時が来た」と宣言し、「最強の措置」を盛り込んだ制裁決議への協力を各国に呼び掛けていた。米国は11日の採択をめざしている。

 安保理決議の採択には、理事国15カ国のうち9カ国の賛成と、常任理事国(米英仏中ロ)がいずれも拒否権を発動しないことが必要となる。
(ニューヨーク=金成隆一)
朝日新聞デジタル 9/7(木) 

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