◇宮司富岡家の姉弟が宮司職を巡りトラブルか

 死亡したのは富岡八幡宮宮司の富岡長子さん(58)と弟で住所職業不詳の富岡茂永(しげなが)容疑者(56)、一緒にいた女。警視庁捜査1課は姉弟間で何らかのトラブルがあったとみて、殺人容疑で調べる。
毎日新聞 12月8日

※富岡八幡宮は2010年に先代宮司が亡くなり、長女を宮司にするよう神社本庁に具申していたが、7年間任命されないままだったため、今年になって神社本庁から離脱。
 弟の茂永容疑者は一時、同八幡宮の宮司を務めていたが、01年に辞任していた。

富岡八幡宮

 ◇女性宮司(死亡)とその運転手、神社関係者が負傷

 江戸時代から「深川の八幡さま」と親しまれてきた東京都江東区の富岡八幡宮境内で7日夜、女性宮司らが日本刀で切りつけられる殺傷事件が起きた。

 警視庁深川署によると、搬送された4人のうち50歳代とみられる男女2人が死亡。なぜ、宮司が襲われたのか。同署は事件の解明を進めている。

 捜査関係者によると、現場は富岡八幡宮の境内。建物の入り口には、血だまりのそばに、血の付いた日本刀とサバイバルナイフが残されており、捜査員らが鑑識作業を進めていた。

 富岡八幡宮の周辺は飲食店や住宅が並び、平日の夜でも人通りが絶えない地域。多くの人たちが現場を目撃していた。

 近所に住む女性会社員(35)は午後8時35分頃、富岡八幡宮の東側にあるスーパーの前で、スーツ姿の男性が血を流してうつぶせで倒れているのを見た。
 男性のスーツは右脇腹あたりから背中にかけて切られており、ズボンは血でぬれていたという。
  女性は「近くにいた人が警察官に、『刀を持った女性が清澄白河駅方面に向かって走って行くのを見た』と話していた」と語った。
YOMIURI ONLINE 2017年12月8日

富岡八幡宮

 ◇富岡八幡宮で切りつけ、3人意識不明 東京

 7日夜、東京・江東区にある富岡八幡宮の敷地内で切りつけ事件があり、宮司の女性など男女3人が意識不明の重体、男性1人が軽傷。神社内でのトラブルが事件に発展したとみられている。

 警視庁によると7日午後8時35分ごろ、東京・江東区で「刃物を持った人がいる」と110番通報があった。警察官がかけつけると、富岡八幡宮やその周辺で男女3人が倒れているのが見つかったという。

 3人は、富岡八幡宮の宮司の女性と、神社の職員の男女とみられ、いずれも意識不明の重体。

 また、現場には宮司の専属の運転手の男性もいて、軽いケガをしているという。

 現場には、血がついた日本刀とサバイバルナイフも落ちており、事件に使用したとみられている。

 警視庁は、宮司やその運転手の男性が、職員とみられる男女とトラブルになり、切りつけ事件に発展したとみている。軽いケガをした宮司の運転手の男性から当時の状況を詳しく聞いている。
日テレNEWS24 2017年12月7日


※銃刀法違反=銃砲刀剣類所持等取締法(昭和33年3月10日法律第6号)
 無許可で銃及び刃体の長さが6センチを超える刃物を携帯した場合、2年以下の懲役または30万円以下の罰金。
・所持 – 1年以上10年以下の懲役
・発砲 – 無期又は3年以上の有期懲役
・輸入 – 3年以上の有期懲役