二重価格表示

 不当な二重価格表示をしたとして、消費者庁は27日、ネット通販大手「アマゾンジャパン」(東京都目黒区)に対して、景品表示法違反(有利誤認)で再発防止を求める措置命令を出した。

 消費者庁によると、同社はウェブサイトの商品ページで、メーカー小売価格より高かったり根拠がなかったりする金額を「参考価格」として掲載。実際の販売価格との差を大きくすることで、割引率が高いように見せ掛けていた。

 違反認定したのは、2014年10月~17年7月にかけて参考価格を表示していたクリアホルダーや甘酒など5商品。販売価格が600円程度の甘酒の参考価格を3780円と表示するなどしていた。

 アマゾンのウェブサイトでは、一つの商品に対し同社を含めた複数の業者が出品していることがある。参考価格はそれぞれの出品者が入力しているが、アマゾンはこれが正確かどうかのチェックを怠っていたという。
時事ドットコム 2017/12/27

        *

◆関連記事
米アマゾンに「ペット用アカウント」登場 ペット保険や飼い主と一緒に入れるお墓も →17年の国内のペット市場は4364億円(富士経済調べ)

アマゾン「お坊さん便」中止要請に回答⇒事実上の拒否か
 →販売中止に応じない考えを文書で回答

全日本仏教会、アマゾンのお坊さんネット手配の中止を要請
 →「宗教行為を商品化している」