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 埼玉県所沢市一丁目23-9の入江富美子さん(76)方で、入江さんと別居の次男、大崎欣孝(よしたか)さん(53)の2人が遺体で見つかった事件で、県警は12日、大崎さんに対する死体遺棄容疑で住居不定、無職、佐久間義明(53)と知人の同、大谷竜次(42)の両容疑者を逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。

 2人の逮捕容疑は8日ごろ、入江さん方に大崎さんの遺体を放置し、遺棄したとしている。

 県警によると、大崎さんと入江さんは浴室内で見つかった。大崎さんの死因は内臓損傷による血気胸で、上半身に複数の刺し傷があった。入江さんは水死。県警は2人の死亡の経緯についても調べている。

 佐久間容疑者は入江さんと同居。遺体が発見された8日以降、行方が分からなくなっていたが、大谷容疑者と共に12日、千葉市内で確保した。

 入江さんは歩くのが不自由で、佐久間容疑者が身の回りの世話をし、所沢市内の別の家に住む大崎さんも日常的に訪れていた。
 大崎さんは7日に訪問していたが、翌8日に勤務先を無断欠勤したため、大崎さんの妻らが訪れて遺体を発見した。【三股智子、中川友希】
毎日新聞 2/12(月)

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