2016年12月、フランス留学中の日本人女性が行方不明になり、チリ人の元交際相手の男が国際手配されている事件で、フランスの捜査当局が、先月末に女性の捜索を終了したことがJNNの取材でわかりました。

ニコラスセペダ・コントレラス この事件は、フランス・ブザンソン(Besançon)に留学中だった黒崎愛海(なるみ)さんがおととし12月から行方不明となっているもので、元交際相手でチリ人のニコラス・セペダ・コントレラス容疑者(右)が殺人容疑で国際指名手配されています。

 現地警察は、携帯電話の位置データに基づき今年春から捜索を続けていましたが、新たな証拠は見つからなかったということです。
 フランスの捜査当局者は、JNNの取材に対し、「できることは全てやり尽くした」とした上で、10月末に捜索が終了したことを明らかにしました。

 今後は、チリの最高裁判所にセペダ容疑者の身柄引き渡しなどを要請するとしましたが、犯行を直接裏付ける証拠が乏しいなかで、チリ側が要請に応じる見通しは立っていません。 
JNN 11/8(木) 

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kenji

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