日産自動車

 ◇日産、新車の排ガス検査で不正 複数工場で測定値改ざん

 日産自動車の複数の工場で、新車の出荷前に行う排ガス性能の検査結果を、都合よく改ざんする不正が行われていたことがわかった。
 この検査は昨年、無資格者の従事が発覚した「完成検査」の工程のひとつで、日産の品質管理への姿勢が改めて厳しく問われることになりそうだ。

 関係者によると、今回不正が発覚したのは、出荷前に車の性能をチェックする「完成検査」の中で、数百台から数千台に1台の割合で車を選んで実施する「抜き取り検査」という工程。
 そこで行われる排ガス性能の測定で、思わしくない結果が出た場合、都合のいい数値に書き換える不正が国内の複数の工場で行われていたという。今春以降に社内で発覚したという。


 ◇相次ぐ不正と内部告発

 日産自動車では無資格の作業員による国内向け車両の完成車検査が少なくとも1979年から行われていたことが、外部有識者などで構成された第三者委員会の調査で判明した。
 長期にわたり無資格検査が行われていたことで、今後製造担当部門が責任を問われる可能性があるという。

 調査結果が公表前であることから、関係者が匿名を条件に明らかにした。同委員会がまとめる報告書には、この事実が盛り込まれる見通しだという。
 日産自は、原因や再発防止策を盛り込んだこの報告書を、11月8日に予定されている4-9月期の決算発表前に国土交通省に提出することを予定している。
Bloomberg (EN) 2017年10月27日

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