◇中韓首席代表が17日に会談 北朝鮮の非核化など議論へ

 【ソウル聯合ニュース】韓国の外交部は16日、同部の李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長と中国の孔鉉佑・外務次官兼朝鮮半島問題特別代表が17日にソウルで会談すると明らかにした。
 両氏は北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議の首席代表を務める。

 両氏は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の4度目の訪中結果や朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和定着に向けた両国の連携などについて議論する。

 両氏の会談は昨年10月以来となる。

 韓国外交部の趙顕(チョ・ヒョン)次官も18日に孔氏と面会し、両国関係の発展方向など相互の関心事について意見交換する。
聯合ニュース  1/16(水)

 ◇【北朝鮮】金正恩氏 4度目の訪中か 中朝境界に厳重警備

金正恩夫妻
中国に向けて出発する金正恩夫妻――8日:労働新聞(電子版)

 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長が8日、特別列車で中国・北京に到着した。
 習近平(シーチンピン)国家主席との首脳会談を行った模様だ。正恩氏は近く開催する可能性が出てきた2回目の米朝首脳会談に向け、北朝鮮の立場に理解と支持を求めたとみられる。

 金正恩氏、北京に到着 米朝会談巡る意見交換か
 正恩氏、トランプ氏から返信受けとる 会談目指す内容か
 正恩氏の訪中は昨年3月以降、4回目。習氏の訪朝が実現しないまま1年弱の間に4回も訪中するのは外交儀礼上、極めて異例だ。
金正恩

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が、4回目の中国訪問を行っている可能性があると、7日夜、韓国の主要メディアが報じた。

 韓国の聯合ニュースなどは、北朝鮮に隣接する中国の遼寧省丹東で、鉄道の駅周辺の警備が強化され、公安当局者が多数配置されていると伝えた。

 また、聯合ニュースは、7日、北朝鮮高官が乗ったとみられる列車が、中朝境界地域を通過したとする消息筋の情報を報じている。

 丹東の地元関係者は、FNNの取材に対し、7日夜、中朝境界の橋周辺が封鎖され厳重な警備が敷かれたが、先ほど解除されたと答えた。

 韓国メディアはこうした動きについて、2回目の米朝首脳会談を控え、金委員長が中国を訪問し、習近平国家主席と会談する可能性があるとしている。
FNN 1/8(火)

金正恩夫妻