細野豪志

 自民党の二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会)は28日、無所属の細野豪志元環境相を同派に特別会員として入会させる方針を固めた。複数の同派関係者が明らかにした。二階氏は31日の派閥会合で、細野氏の派閥入りについて了承を取り付ける構えだ。

細野豪志の歩み
 旧民主党政権で環境相を務め、現在は無所属の細野豪志衆院議員(静岡5区)が自民党入りを模索している。“野党のホープ”として将来を期待され、小池百合子東京都知事らと旧希望の党を結党して政権奪取を目指したが失敗に終わり、展望が開けないためだ。二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会、44人)の関係者らと水面下で接触し、機会をうかがうが、地元の反発は強く、ハードルは高い。(奥原慎平)

 細野氏は旧民主党政権で党政調会長や環境相などを歴任。平成29年8月、憲法改正をめぐる党執行部との路線の違いを理由に旧民進党を離党し、同9月、小池百合子東京都知事らと希望の党を結党した。同党の解党後は無所属として活動していた。
産経新聞 1/29(火) 

※志帥会(しすいかい)
中曽根康弘・亀井静香・二階俊博という三巨頭の二度に亘る結集により誕生した自由民主党の派閥。
通称は二階派(村上・亀井派→江藤・亀井派→亀井派→旧亀井派→伊吹派→二階派)。

派閥の名称は初代事務総長の平沼赳夫が孟子の「志は気の帥なり」を由来として命名した。砂防会館に事務所が置かれている。