※まずは下の『JAPANISM』の比較画像をご覧ください。
 この号は関西地区生コン支部、通称関生支部などの特集で、武建一(現在被告人)討伐チームを率いたせと弘幸氏と有門大輔氏が寄稿するということで話題になっていました。

 当初発表されていた左の表紙は発売直前になって右のように変更され、有門氏と田岡春幸氏の名前が消え、井上太郎氏の表題がせと弘幸氏と並んで中央に大きく書かれています。

JPANISM

 初寄稿ということで楽しみにしていた方の名前が直前に消されたことを残念に思う一方で、この井上太郎氏とはどういう人なのだろう? いずれにしても青林堂で大きな発言権を持った重要なポジションにある人なのだろうとは思っていました。

 弁護士でもなく、実在するなら90歳を優に超えるであろう人物が、大量懲戒請求事件絡みで有料記事を配信し、あのような一連のツイートを行っていることに非常な違和感を覚えますが、有料サイトのアドレスから察するに青林堂のサイトであることも大変興味深いです。

 青林堂はパワハラ問題などで係争中ですから、井上氏の表題を大きくすることで労働組合(ユニオンなど)全体を反社会的集団と印象付けたいのかな? と、そんな風にも感じましたが、いずれにしても誤解を招く表題であることは間違いありません。
 井上氏は労働組合がすべて暴力的であるかのように書いていますが、あくまでも一部地域で先鋭化した過激な労働組合=関西生コン支部をもって労働組合全体を評するのは無謀、かつ、無理があります。

■井上太郎氏の有料会員登録サイト「garo.co.jp」に注目
https://www.garo.co.jp/inoue/?p=4474#more-4474

井上太郎 有料購読記事
(注)懲戒請求を受けたのは弁護士です

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 ◇根拠のない外患誘致罪で東京地検特捜に大量の告発状を送付

 下の『外患誘致罪』(青林堂)は、そのまま使える告発委任状付きで発行されました。
 余命氏が主催する余命三年記事日記というブログでは、第1次から第6次まで集団で告発や懲戒請求をすることを呼び掛けていました(既遂)が、「大量懲戒請求」自体は第5次と第6次で行われたようです。

 その前の“呼びかけ”では、段ボール35箱分の告発状=35,043通を東京地裁特捜部に送り付けており、「告発事由不明」「日付空欄などの瑕疵あり」としてすべて返戻されています。
 余命氏は、この事実をもって日付を入れなければ受理されないのだろうと高をくくったのではないかと推測します。
 →懲戒請求をした人たちは、「必要事項を記入のうえ、日付を入れずに書類を送り返す」ように指示されたと証言しています。

外観誘致罪
余命ブログは、匿名で告発できると謳って賛同者を募集

 第5次は日付なし懲戒請求書を全国の弁護士会に随時まとめて郵送、第6次では余命氏と複数名の事務スタッフが日付を書き加えて請求書を完成させたうえで5次と同様、数十件単位でゆうパックで送付しています。
 それが合計13万通に及ぶ大量懲戒請求として社会問題化したというのが大まかな流れです。
 
        *        *

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【大量懲戒請求】北周士(かねひと)弁護士、不当懲戒請求に対する損害賠償請求の訴訟提起=11月1日(東京地裁) →ブログ主はNHKの取材に「懲戒請求は関係ない。責任は感じない」と言い放ち逃亡

エコーチェンバー

※エコーチェンバー効果/エコーチェンバー現象
閉じたコミュニティの内部で、誰と話しても自分と同じ意見しか返ってこないような人々の間でコミュニケーションが行われ、同じ意見がどこまでも反復されることで、特定の情報、アイデア、信念などが増幅され強化される状況のメタファー。

【余命三年時事日記】井上太郎氏と青林堂の関係とは②に続く