マーク・ハリス候補(右)

【AFP=時事】米南東部ノースカロライナ州の選挙管理委員会は21日、昨年11月の連邦下院選で不正投票の疑いが持たれ、結果が確定していなかった同州第9選挙区の選挙をやり直しを命じた。

 同選挙区の予備段階の結果によると共和党のマーク・ハリス(Mark Harris)候補が民主党のダン・マクレディ(Dan McCready)候補にわずか905票差で勝利したとされていたが、ハリス氏側に不正投票の疑いが持たれ、調査が行われていた。5人から成る選挙管理委員会は、全会一致で選挙をやり直すと決めた。再選挙は9月に行う予定

共和党のマーク・ハリス氏(中央)
共和党のマーク・ハリス候補(中央)

 報道によると、ハリス氏陣営の運動員、マクレー・ドーレス(McCrae Dowless)氏が少なくとも1つの郡で未記入の不在者投票用紙を集めていたという。
 ハリス候補はブレイデン(Bladen)郡で不在者投票の61%を集めたが、郵送票でハリス氏が優勢だったのは第9選挙区の中で同郡だけだった。

 選管の決定を受けて、ハリス氏は「第9選挙区の下院選に対する一般の人たちの信認は、新たな選挙が正当化されるほどにまで損なわれた、ということが明白になったと思う」と述べた。一方のマクレディ氏は「カロライナの民主主義にとって大きな一歩だ」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News 2019/02/22

下院、過去最多の女性96人当選確実

 ◇下院、過去最多の女性96人当選確実 米中間選

下院、女性96人が当選確実 過去最多
 開票作業が続く米中間選挙で、米CNNなどは、現地時間の7日午前3時半現在、下院の女性候補のうち96人が当選確実となったと伝えた。下院の女性議員は過去最多になる。多くが民主党候補で、31人が新顔だった。女性候補の当選はさらに増える見込みだという。

 改選前、下院435議席のうち女性議員は84議席で史上最も多かったが、さらに大幅に増える。

 今回の中間選挙では、性被害に声をあげる「#Metoo」運動やトランプ大統領の女性差別的な態度に対する批判などが広がったため、230人を超える女性が下院選に立候補していた。多くが初出馬だった。
朝日新聞デジタル 2018年11月7日