自由朝鮮

 ◇北朝鮮大使館に押し入り、コンピューターなどを奪って逃走

 スペインにある北朝鮮大使館に男たちが押し入りコンピューターなどが奪われた事件について、関与を認めた団体「自由朝鮮」が28日、新たに声明を発表し、韓国以外の国で活動している脱北者でつくる組織だと明らかにしたうえで、「キム・ジョンウン(金正恩)政権を根本から揺るがす」と宣言しました。 

 スペインのマドリードにある北朝鮮の大使館に先月、武装した男たちが押し入り、中にいた職員を縛って尋問したうえ、コンピューターなどを奪って逃げた事件について、「自由朝鮮」と名乗る団体が関与を認める声明を出しています。 

「自由朝鮮」は28日、新たな声明をホームページで発表し、活動の目的などについて明らかにしました。 

 このなかで「世界各国にいる同胞と結集した脱北者の組織だ。韓国に住んでいる脱北者とは連携していない」と主張し、韓国以外の国で活動している脱北者でつくる組織だとしています。 

 そのうえで、「キム一族の世襲を断ち切るという信念で結集した。北朝鮮国内の同志たちとともに、行動によってキム・ジョンウン政権を根本から揺るがす」と宣言しています。 

「自由朝鮮」はこれまでの声明で、アメリカのFBI=連邦捜査局の求めに応じて情報を共有しているとしていて、今後、米朝関係の懸案事項に浮上する可能性もあります。 
NHK News web 2019年3月28日

 ◇マドリードの北朝鮮大使館襲撃 「自由朝鮮」が表明、米国は「関与せず」 

2019年3月27日 16:30 JST  Jihye Lee 
→「大使館における緊急事態」への対応だと自由朝鮮 
→「米政府は一切関係していない」-米国務省のパラディーノ副報道官 

 北朝鮮の金正恩政権打倒を目指す反政府組織「自由朝鮮」がマドリードの北朝鮮大使館で2月に起きた襲撃事件への関与を認めた。北朝鮮は在外公館を通じて不正に資金を集めていると主張している。 

 同組織はウェブサイトに掲載した声明で、「マドリードの大使館における緊急事態」への対応だと説明。同大使館が行っているとしている不正活動についての情報提供も呼び掛けた。 

 スペインの裁判所資料によると、襲撃に参加した10人ほどで、その中の1人は米国の住民で1人はメキシコ人だと考えられている。自由朝鮮は2月25日、「欧米の一国からの助けを求められた」と投稿したが、それ以上の詳細には触れなかった。   

 米国務省のパラディーノ副報道官は3月26日の記者会見で、襲撃の捜査はスペイン当局が扱っているとし、「米政府は一切関係していない」と述べた。 

 韓国統一省の報道官は自由朝鮮の主張に関してコメントを控えた。襲撃はハノイで行われた2回目となる米朝首脳会談の直前にあった。 

 韓国の聯合ニュースによれば、自由朝鮮は金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄で暗殺された金正男氏の息子を保護していると考えられている。 

Secret Kim Opponents Claim Raid on North Korea Embassy in Spain