森としえ※音楽の教科書や共通教材に中国や韓国の歌が定番として入れられ、日本の近代音楽の創始者である山田耕筰や北原白秋などの歌が消されている現状を嘆き、復活させる運動を推し進めていらっしゃるのが声楽家の森としえさんです。

 以前、GHQの威光を笠に着た共産党勢力によって唯一戦争犯罪美術家リストにいれられ、日本画壇から追われるように渡仏したまま二度と日本に戻らなかった藤田嗣治について触れましたが、今回、美術界だけでなく音楽界にも同様のことが起こっていたことを知りました。

 日本の音楽界に多大な功績を遺した山田耕筰もいわれなき戦争責任を問われ、共産主義思想を背景とした組織によって理不尽な非難を浴び、まず教科書から作品が消され、さらに各所に存在していた画像も消されるという徹底ぶりだったようです。

「童謡」を創り国民詩人と呼ばれた北原白秋は、「国策である戦争を賛美する詩を作ってほしい」という依頼に応じたために、共産主義者らによって「侵略戦争に加担した加害者」というレッテルを貼られ、山田耕筰同様、音楽の教科書から消さていきました。
 共産主義者は戦後の美術界、音楽界、文学界、教育界に共産主義思想を普及させるために、彼ら偉大な芸術家たちに不当な評価を下し、汚名を着せて排斥し、日本人の記憶から消し去り、存在すらなかったことにしようとしているのです。

 戦後、アメリカに接収されてその後返還された藤田嗣治の絵は、額装もされず、修復されることもなくボロボロの状態で放置されていますし、山田耕筰は記念館等もいっさい造られることがないまま令和という時代を迎えようとしています。
 最後の童謡作曲家といわれる海沼實は、戦争で打ちのめされ、疲弊しきっていた日本において、復員兵を迎える歌を作ってほしいと依頼されて『里の秋』を発表しましたが、この曲につけられた斎藤信夫の歌詞も一部書き換えられ、本来あった4番は「不都合な真実」として完全に消されています。動画の下の( )内の歌詞が4番です。


「子供たちに自然を愛し、いつくしむ心と生命力を」(護国の風~森としえ)

〒145-0065 東京都大田区東雪谷5-35-5-201
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※横田早紀江さんは、13歳の時に北朝鮮によって拉致されためぐみさんとよく一緒に歌っていたという「朧月夜」を歌いながら、めぐみさんの無事を祈り続けているそうです。


「朧月夜」 作詞:高野辰之/作曲:岡野貞一

菜の花菜の花畑に 入日薄れ
見渡す山の端(は) 霞(かすみ)深し
春風そよ吹く 空を見れば
夕月かかりて 匂い淡し

里わの火影(ほかげ)も 森の色も
田中の小路(こみち)を 辿(たど)る人も
蛙(かわず)の鳴く音(ね)も 鐘の音(おと)も
さながら霞(かす)める 朧(おぼろ)月夜



「花」 作詞:武島羽衣/作曲:滝廉太郎

春のうららの 隅田川
のぼりくだりの 船人が
櫂(かい)のしづくも 花と散る
ながめを何に たとふべき

見ずやあけぼの 露(つゆ)浴びて
われにもの言ふ 桜木(さくらぎ)を
見ずや夕ぐれ 手をのべて
われさしまねく 青柳(あおやぎ)を

錦おりなす 長堤(ちょうてい)に
くるればのぼる おぼろ月
げに一刻も 千金の
ながめを何に たとふべき



「からたちの花」 歌詞:北原白秋/作曲:山田耕筰

からたちの花からたちの花が咲いたよ
白い白い花が咲いたよ

からたちのとげはいたいよ
靑い靑い針のとげだよ

からたちは畑の垣根よ
いつもいつもとほる道だよ

からたちも秋はみのるよ
まろいまろい金のたまだよ

からたちのそばで泣いたよ
みんなみんなやさしかつたよ

からたちの花が咲いたよ
白い白い花が咲いたよ



「夏の思い出」 作詞:江間章子/作曲:中田喜直

水芭蕉夏が来れば 思い出す 
はるかな尾瀬(おぜ) 遠い空
霧のなかに うかびくる
やさしいかげ 野の小路
水芭蕉(みずばしょう)の花が 咲いている
夢見て咲いている 水のほとり
石楠花(しゃくなげ)色に たそがれる
はるかな尾瀬 遠い空

夏がくれば 思い出す
はるかな尾瀬 野の旅よ
花のなかに そよそよと
ゆれゆれる 浮き島よ
水芭蕉の花が 匂っている
夢みて匂っている水のほとり
まなこつぶれば なつかしい
はるかな尾瀬 遠い空


 
「里の秋」 作詞:斎藤信夫/作曲:海沼實

背戸しずかな しずかな 里の秋
おせどに 木の実の 落ちる夜は
ああ かあさんと ただ二人
栗の実 にてます いろりばた

あかるい あかるい 星の空
なきなき よがもの 渡る夜は
ああ とうさんの あのえがお
栗の実 たべては おもいだす

さよなら さよなら 椰子の島
お舟に ゆられて かえられる
ああ とうさんよ ご無事でと
今夜も かあさんと 祈ります

(大きく 大きく なったなら)
(兵隊さんだよ うれしいな)
(ねえ 母さんよ 僕だって)
(必ず お国を 護ります)


「ペチカ」 作詞:北原 白秋/作曲:山田 耕筰

雪の降る夜は 楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ お話しましょ
昔 昔よ 燃えろよペチカ

雪の降る夜は 楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ 表は寒い
くりやくりやと 呼びますペチカ

雪の降る夜は 楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ じき春来ます
今にやなぎも もえましょペチカ

雪の降る夜は 楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ だれだか来ます
お客さまでしょ うれしいペチカ

雪の降る夜は 楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ お話しましょ
火の粉ぱちぱち はねろよペチカ
 

「冬の星座」 作詞:堀内敬三/作曲:ウィリアム・ヘイス

冬の星座
木枯らしとだえて
さゆる空より
地上に降りしく
奇(くす)しき光よ
ものみないこえる
しじまの中に
きらめき揺れつつ
星座はめぐる

ほのぼの明かりて
流るる銀河
オリオン舞い立ち
スバルはさざめく
無窮(むきゅう)をゆびさす
北斗の針と
きらめき揺れつつ
星座はめぐる


「故郷(ふるさと)」 作詞:高野辰之/作曲:岡野貞一

yama兎(うさぎ)追いし かの山
小鮒(こぶな)釣りし かの川
夢は今も めぐりて、
忘れがたき 故郷(ふるさと)

如何(いか)に在(い)ます 父母
恙(つつが)なしや 友がき
雨に風に つけても
思い出(い)ずる 故郷

志(こころざし)を はたして
いつの日にか 帰らん
山は青き 故郷
水は清き 故郷

※横田めぐみさんは、拉致被害者の収容施設で姉のように慕っていた曽我ひとみさんと一緒に日本の方角を見ながら「ふるさと」を歌って涙を流していたという。


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