より転載させていただきます。

《平成最後と令和初日の天候は天の采配か》

■天照大神は、太陽神として伊勢神宮の御神体として祀られており、この度の一連の「退位・即位」の儀式に天照大神の賛同が得られていないかのように雨が日本列島を覆っていました。

『古事記』によると神話の根幹は,【天御中主神】〔アマノミナカヌシノカミ:天地開闢(カイビャク)のとき、高天原(タカマガハラ)に最初に出現した神〕→【父:伊邪那岐神(イザナギ)母:伊弉冉尊(母:イザナミ)】→【天照大神】→【天神御子】〔アマツカミノミコ:天忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)邇々芸能命(ニニギノミコト)〕→【初代天皇(神武天皇)】という展開をたどって尊厳化され、天照大神は皇祖神になっています。


『日本書紀』では天照大神が天の岩屋戸にこもり,世の中が暗やみとなったとき,思兼神(オモイカネカミ)によって鏡を岩屋戸にさし入れて天照大神の出現を祈っていました。

鏡は人の真影を映すので,天照大神は孫瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)を大八洲国(オオヤシマグニ)につかわすときに鏡を渡して,もっぱらわが魂としてわが前にいつくがごとくいつき祀れと勅しました。

よって鏡が神の依代(よりしろ)※①となり神体とされ,三種の神器(鏡・勾玉・神剣)の中でもとくに神聖視されていることは、この度の天皇が即位後の最初の儀式が「剣璽等承継の儀」とは別に儀式が執り行われていたことでも明らかです。

また『日本書紀』では五穀や蚕などが天上に運ばれ,天照大神がそれによって農業と養蚕を創始したという形で物語られており、五穀豊穣の原点がそこにあるのであり、この度の平成天皇退位と新天皇即位の2日間が雨だったことは、天照大神の賛同が得られてなかったようです。

天皇は祭祀王であり、この度の退位・即位を報道するメディアが、天皇と皇后を同格のように扱っていましたが、あくまでも皇祖神からの皇統は、天皇であり皇太子なのであり、美智子上皇后と雅子皇后は「皇祖神」とは無関係の関係なのです。 

それをメディアが同格のように報道するから、「女性宮家・女系天皇」へ世論を誘導していると有識者の批判を浴びているのです。

実際、美智子上皇后と雅子皇后は、皇祖神と無関係で在ればこそ、これまで皇室の大祭をことごとく「欠席」することもできたと思われます。

しかし、皇室の大祭(神事)を簡略化していることや皇后が欠席している現状では、天皇家の御神体が新しい国の神として、「雨降らす大神」(女系天皇)に変更される可能性があるとしたら、

それは、皇統の終わりを意味しているのです。


※①依代、憑り代、憑代(よりしろ)とは、神霊が依り憑く(よりつく)対象物のことで、神体などを指すほか、神域を指すこともある。


◆近現代史研究家・ジャーナリスト水間政憲

◆【動画】【ニコニコチャンネル 水間条項国益最前線】http://ch.nicovideo.jp/mizumajyoukouhttp://ch.m.nicovideo.jp/watch/so33295847?guid=ON&uid=NULLGWDOCOMO 


水間政憲ブログ【水間条項】(無断転載禁止) 

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【警鐘】
 共産党や共産主義者たちの女性天皇論者による平成における“天皇制廃止運動
を振り返ってみると、運動の主力が

① 開かれた皇室の印象付け
②「敬称・敬語廃止運動」
③「女性天皇を誕生させよう」キャンペーン

への転換の時代だったことがわかります。

 現在の自民党の国会議員はもとより保守系の言論人を始めとする、今日の日本人のほとんどが「女性天皇が即、天皇制の自壊となる」現実を実感していない。
 そればかりか、「民族系右翼」団体に属する人物ですら、やたらにはしゃぎまくって、葉茶滅茶な「女性天皇論」を書きなぐり、この共産革命運動を大応援する始末である。

 もともとこの「女性天皇論」は2001年12月の愛子内親王殿下のご誕生以前から開始されていたのだから、何かとてつもなく巨大な策謀が、組織的に動いているとなぜ警戒しなかったのだろう。
 日本の保守系の軽佻浮薄と無気力(アパシー)は度が過ぎている。

 キリスト教徒が多かったGHQは、日本が主権を喪失していて「元首」を使えないため、暫定措置としてそれと同義になる「象徴」を考えついたのである。
 GHQはマッカーサーの命令で天皇を「元首」とみなしていた。

 しかし日本の憲法学者は、この「象徴として仰ぎ見る、拝む」というシンボル(symbol)の意を歪曲し貶め、「象徴にすぎない」という誤った解釈を宣伝してきた。
 また、この1999年の世論調査は、「女性天皇にすると皇統断絶になります」との、近未来の正しい現実を提示していないから、それは世論調査を騙った嘘情報の宣伝であった。

 ちなみに、この共同通信社の世論調査の第一回は1975年で、1999年の調査は第五回目に当たる。
 革命運動としての女性天皇運動は、1975年に開始されていたのである。

※キリスト教徒にとっての象徴は、キリストの聖体を意味する「十字架」のことである。
(以上、中川八洋『皇統断絶』p.68~p71より抜粋要約:筆者)