皇室典範第十二条~「女性宮家の禁止」

※現在の皇室典範第十二条は、旧・皇室典範をそのまま引き継いだものです。
 にもかかわらず、保守を偽装する女性宮家推進派は、「現在の皇室典範は本質的には占領軍が強制してつくったものなので、現在の皇室典範を白紙に返って見直すことで、そうすれば何も千数百年の伝統をひっくり返す必要がなくなる」などとさかんに宣伝しています。

 さらに、「女性宮家の検討は急務」「女性宮家創設は皇位継承に影響しない」「第九条《天皇および皇族は、養子をとることができない》を改正したほうがはるかに前向き」などと言葉巧みに騙し、皇室典範の破壊を目論んでいるのは明白です。
 まともな日本人ならば、順序として旧皇族の男系男子に皇籍復帰をしていただくことが先であることは分かりそうなものですが、彼らは女系における皇婿の問題には一切触れず、「民間人になった人が今更~」などと男系男子を封じることに躍起になっているのです。

(注)皇位継承順位――秋篠宮文仁親王、悠仁親王、常陸宮正仁親王(83歳)~の順となり、愛子内親王には皇位継承権はありません。
 
※女性宮家創設は、現状において女性天皇、さらに女系天皇への布石となり、皇胤の断絶、天皇制の自壊へとつながるのは明白です。
 これが女性宮家創設を表看板にして数十年かけて行われようとしている天皇制転覆の謀略のビジョンです。
 以下は2005年当時、小泉政権が「女性・女系天皇の容認」「女性宮家創設」の検討を打ち出した時のものですが、男系による皇統維持の意義と重要性を非常にわかりやすく解説していますので、ぜひご一読ください。

吉川弘之座長 小泉純一郎
吉川弘之座長と小泉純一郎元総理:2005年11月

 ◇和の国、和の心―― 天皇陛下と日本  
 
 旧宮家の皇族復帰、万世一系の皇統を維持してゆく、という姿勢は、【日本がこの先も日本であり続ける】という決意表明でもあるのだ。 

 戦後60年(2005年当時)、伝統ある旧宮家の復活は当然。 
 日本は敗戦したけれど、頑張って補償もしたし、反省もした。 
 あとは、本当の意味での再興を果たさなければ、いつまで経っても戦後は終わらない。 
 真の国際人とは、己のアイデンティティーをしっかり保ちつつ、世界の人々と交流できる人間のことだ。 
 己を偽って他国人にすり寄る人間は売国、亡国の人であって、真の国際人ではない。国際社会に於いては逆に嘲りの対象にさえなるだろう。 
 己の姿を自覚できないままに他人と真に関わることはできない。 
 世界の国々と、新しい関係を構築して行くには、まずは日本国として本来あるべき姿を取り戻すことが肝要だと思う。 
 冷戦後の新秩序の中、これからの日本の姿を指し示す意味でも、伝統と文化を守って発展してゆくのだという決意の顕われとしての意味でも、旧宮家の皇族復帰は欠かせない。 

  皇位(=日本、和の心)の私物化は天皇とて許されない 
→ 皇位は先代、先々代(の君民含めた祖先)から預かって未来の子孫へと繋ぐもの 
→ 直系優先ではなく時に傍系に移ることで皇位の源泉を確認し、先祖(神武天皇) からの積み重ねの重さを再認識する仕組みが万世一系 

 要するに女系ってのは、我が家かわいさ、我が子かわいさで、皇位を自分たち=現世代の既得権のように捉えて、自分のところ(直系)で相続をさせること。 

 一方、万世一系、男系継承は、わが家かわいさよりも先代から預かった伝統、 歴史、蓄積の重み=皇位の源泉を重視して、これを守る義務感からいさぎよく他家(先代、先々代…に遡った男系男子)に相続させる継承方法。 

 過去にも時代に応じて皇位継承のルールに変化があったが、何を変えて、何を変えなかったのかを区別することが大事。 
直系優先でなく、皇位を先代から預かったものとして男系継承、万世一系の原則だけは、どんなことがあっても守ってきた。 

 吉川(弘之)座長は傍系に移ることが不安定などと言っているが、逆だ。 
今までの万世一系(男系)の継承方法は、何世代毎かに傍系に移ることを前提としている。 

 いつも天皇に男子、男孫が授かるわけではなく、こうした際に傍系の他家に移すことで、皇位が直系相続できる私的なものではない、皇位の由来は現天皇家にではなく、先代、先々代…と神武天皇に遡る歴史的な繋がりにあるということを君民共に確認できるような配慮が盛り込まれている継承方法なんだ。 

 すなわち、現役の国王といえども自分の子供に王位を継承することが出来ない場合があるというのが、直系相続主義ではない日本の皇位継承の大きな特徴となります。 
 欧州の国王がこうした日本の継承原則を知るならば、驚きというよりも大きな脅威、リスクを感じるのではないでしょうか。 

 なぜ日本はこの様な直系優先でない継承の在り方をとってきたのか、これを考えることで天皇の在り方、そして今後も守るべき皇位継承の大原則が見えてくるものと思います。 

 日本においても、歴代天皇も、自分の世代、自分の家族をかわいく思い、子供が男でも女でも、女しか居ない場合であってもその子に即位をさせたい、あるいは養子をもらってでも他家に移すのではなく自分達の近いところで相続をさせていきたいという人情、親心を持っていたものと思います。 

 しかし、歴代天皇は私情を抑えて、直系優先ではなく先代に遡って他家の男系男子に皇位を継承させてきました。 
 現役天皇といえども直子に相続をしない、させられない。この様な形で直系相続を否定してまでも大切にした原理、価値観とはどういうものであったのか。 

 それは、皇位自体が先代、先々代からの預かりものであって、天皇といえども自分の世代で自由に私出来るものではない。伝統、ルール、一定の条件に基づき、その範囲内で継承すること、役割を遂行することを許されたものであり、何をやっても良いというものではない。こうした考え方であったものと思います。 

 あえて直系相続ではなく男系男子という制限を設けることで、何世代か毎に直男子、直男孫の不在により先代、先々代に遡って傍系に皇位が移るという仕組みをつくり、その際に君民ともに先祖から受け継ぎ未来へ繋ぐという皇位の意味、役割と、それを積み重ねてきた万世一系の重みを再認識し、天皇への想い、国を大切にする想いを一層強めてきたものと思います。 

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