国益最前線ブログ「水間条項」より転載させていただきます。

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■天皇陛下の御親拝は、靖國神社の杜に眠る英霊の願いであり、また親族の願いでもあります。

小生の叔父も英霊として、靖國神社の杜に眠っておりますが、中国河南省で戦死して「遺骨」は帰国できませんでした。

平成が終わり、すでに令和になりましたが、天皇陛下の御親拝への願いは、英霊を尊崇する国民の自然な発露でもあります。

今年も春の例大祭は、4月8日に当日祭が行われ、小生も招かれ参列させて戴きましたが、これが平成最後の例大祭となりましたので、ひょっとして天皇陛下が、例年通り供物を奉納する従者を帯道され、御親拝いただけるのではと淡い期待を抱いておりましたが、従者の隊列が本殿に向かわれる姿の中に天皇陛下はいらしゃっいませんでした。

これまで靖國神社で経験したことのある「薫風」も吹くこともありませんでした。

平成最後の4月10日に緊急出版された小堀桂一郎先生の著書『象徴天皇考』(明成社)の、第1部【「象徴天皇」考】では、「女性宮家ができたら日本は終わりです」と、おっしゃられている小堀先生の願いが次の2項にまとめられています。

「国民請願で皇室の藩屏再建を」(64頁)

「旧宮家の早期皇籍復帰を切望する」(72頁)

そして第2部【「靖國神社」考】では、小堀先生の靖國神社への思いがまとめられています。

天皇陛下御親拝の実現を願って」(177頁)に、小堀先生の平成最後の御親拝の願いが滲みでています。


平成最後の月に福岡からいつも靖國神社の英霊に想いを馳せていらっしゃる「みつばち」さんから貴重な著書を贈っていただきました。

その著書は、小堀邦夫靖國神社前宮司著『靖國神社宮司、退任始末』です。

薄い書籍ですが内容は濃く、靖國神社を取り巻く環境の厳しさが、そのまま現在我が国がおかれていることにも直結していて、小生がいま行おうとしていることと根が同じだったと改めて考えさせられました。

怪文書問題と靖國スキャンダル」(7頁)
※この問題は、保守活動団体で頻繁に起こっていることが、とうとう靖國神社中枢まで浸透したことを示していて、危機的な状況が一目瞭然になります。


大東亜戦争を斬り捨てるのか」(9頁)

※まさしく拙著『ひと目でわかるシリーズ』で訴えてきたことと同様の問題なのです。


そして「恒例祭は国家の公儀」(14頁)
の項は、読者が自ら考えられるように著者の主張ではなく「資料」を掲載してあります。

資料A「平成の大きな災害」(17頁)となっており、小生も平成の災害一覧表をブログにまとめたことがありますが、共通した想いは同じだったと感じた次第です。


◆「みつばち」さん必携の書として紹介させて戴きます。

【靖國神社宮司、退任始末】

(平成30年11月29日発行、小堀邦夫、株式会社日本伝習所、
〒516‐0026、伊勢市宇治浦田1‐6‐25、540円)

靖國神社宮司、退任始末
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■沼山光洋さんが、令和元年5月11日靖國神社前の車道で最期を遂げられました。


5月11日テレビのニュースで「早朝靖國神社前で沼山光洋靖國会事務局長が割腹自殺」との一報を聴いたとき、顔と名前が一致しませんでしたが、今朝、阿羅健一氏に連絡して確認しましたら、身内のようにお会いしている方だったので改めて驚いています。

沼山さんは、いつも控えめでニコニコ笑顔を絶やさぬ方で、最初にお目にかかり印象に残っているのは、2008年の北京オリンピックの長野市での聖火リレーのとき、中国の暴漢グループに立ち向かっていた「勇姿」でした。

それ以降、靖國神社の恒例祭でお会いすると、いつも立ち話をしておりましたが、まさか彼が沼山さんとは存じ上げませんでした。

ここに哀悼の意を表し、靖國神社の杜で安らかにおやすみになられることを御祈り致します。


合掌

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◆近現代史研究家・ジャーナリスト水間政憲



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 →満州国、中華民国、大韓民国、旧朝鮮、台湾、ソ連(ロシア)など

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『SAPIO』2005年3月5日号 水間政憲氏のスクープ記事より
王毅中日大使(現:外務相)よ、世界のVIPにならい靖國神社に「公式参拝」するべきだ』