※倉山工房の自己紹介の本文中に「出版社様や編集者様のご協力で」「編集者様立ち合いのもと」とありますから、作家の側が巻き込んだのか、或いは扶桑社主導なのかは置いておくとして、“出版社ぐるみ”の出版システムとみて間違いなさそうです。

 作家側が、倉山工房の自己紹介にわざわざ「出版社様~」「編集者様~」と入れたことにも何かしらの意図があるのでしょう。
 いずれにしても、この問題については扶桑社も記者会見をするなり、公式な説明の場を設けるべきではないでしょうか。   *

倉山工房

水間政憲ブログ『水間条項』より転載させていただきます。
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◎超拡散宜しく《倉山満氏「著書」の秘密を「倉山工房」が解説》
2019年05月16日

■倉山満氏は「まだ若いのにゴーストライターを使っている」とは、業界での噂だけでなく私も直接耳にしたことがあります。

世間の「ゴーストライター疑惑」に耐えられなくなったのか、「倉山工房」なるスタッフグループが、「ゴーストライター疑惑」の弁解を、インターネット上にアップしました。

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●FB 倉山工房の自己紹介より 2019年5月13日
●倉山満ブログ 「倉山工房」の自己紹介について 

倉山工房は、憲政史家・皇室史学者の倉山満先生のアシスタントチームです。
倉山満先生は、ご専門分野の研究とともに、周辺の事柄や背景、関係する人物なども重視して研究活動を行っています。
倉山満先生は隣接学問に関連した幅広い知識から、出版社様や編集者様のご協力で一般向けの教養書を数多くご出版頂いて参りましたが、アシスタントチームは書籍制作のお手伝いをしています。

倉山先生の書き下ろしの著作とともに、編集者様立ち合いのもとで口述筆記の形を採用した著作では、文字起しをはじめ筆記の部分を倉山工房が担当しています。

イメージとしては、漫画家さんのアシスタントがモデルです。

ベタ塗り、トーン貼り、背景描きなど、著者の世界観やプロットに合わせて作品を整える作業をお手伝いしているのが工房です。

文芸作品などの創作ものでは難しいことだと思いますが、研究者の著作の場合、先生のご指導でデータや文献、史資料を集めるところから、執筆にともなう膨大な作業の一部をお手伝いすることが可能です。
単著でも一定以上の執筆ペースを実現して、より多くのテーマについて目の肥えた読者様のご評価に耐え得る書籍を供給したいという、倉山満先生のアイディアによる仕組みです。

世の中には、自分の著書の内容を書いていない著者の代わりに書くという意味での「ゴーストライター」がいるようですが、倉山工房にはその意味でのゴーストライターはいません。
業界用語では、倉山先生は「自分で書いている著者」であり、工房には「ゴーストライター」はいません。

仮に倉山先生が「自分で書いていない」「ゴーストライターを使っている」とする流言が正しいなら、漫画家さんなどは全員が「自分で書いていない」「ゴーストライターを使っている」となるでしょう。ありえません。
また、「ゴーストライター」は業界用語の本来の意味から離れ誤用されているのですが、プロの業界人以外には興味がないところだと思いますので、割愛します。

倉山工房一同

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一般の国民が、上記の倉山工房の言い訳を読んだら「やっぱりゴーストライターを使っていたんだ」となるでしょう。
そして、「倉山工房」のシステムなら一ヵ月に一冊ではなく、一週間に一冊出版することも夢でもないでしょう。
これで国民は、毎月本を出版している他の言論人も同じようにしていることを認識されたことでしょう。

【】内は、上記『倉山工房』の「弁明」からの引用。


①倉山工房は出版社と編集者と協力して【一般向けの教養書を数多くご出版頂いて参りましたが、アシスタントチーム(註:倉山工房)は書籍制作のお手伝いをしています。】

②【倉山先生の書き下ろしの著作とともに、編集者様立ち合いのもとで口述筆記の形を採用した著作では、文字起しをはじめ筆記の部分を倉山工房が担当しています。】となると、倉山氏が執筆してない書籍を認めていますが、これなら極端な言い方をすると毎週本を出せますね。


③【イメージとしては、漫画家さんのアシスタントがモデルです。】とあり、いやはや「言論人」として、倉山満氏が執筆していたと思っていたファンが一番驚いたと思われます。

④【文芸作品などの創作ものでは難しいことだと思いますが、研究者の著作の場合、先生のご指導でデータや文献、史資料を集めるところから、執筆にともなう膨大な作業の一部をお手伝いすることが可能です。】とあり、倉山氏の読者もナメられていますね。

これで小生が指摘した、『日本一やさしい天皇の講座』(扶桑社、新書:以下「同書」)の本文が、「ないかたちで」と表現されていたものが、本人のツイッターに於ける感情的な反論文では「無い形で」になっていたことも氷解しました。また、「先生のご指導でデータや文献、史資料を集める」とあり、スクープ資料が一度として発表できてないことがよくわかりました。


小生は「スクープ資料」が発掘できないときは、論文を書きませんでしたので異次元の仕事のようです。小生の周りにも想像力の欠片もない、このような形で執筆している方はおりません。

同書は、『日本一やさしい天皇の講座』となっているが、114頁まで歴代天皇の通史で、いま必要な情報ではなく単なる頁稼ぎで、皇位継承問題を論じている項目は極少数で拍子抜けします。

『日刊SPA!』2019年4月1日に東久邇家の家系図を話題にして論述していますが、同書には「東久邇家」の文言はまったく使われていないだけでなく、旧皇族との文言は数ヵ所で使われていても、具体的な「宮家」の表記は、127頁に「裕仁皇太子のお后選びで、のちの皇后陛下・久邇宮良子女王」とあるだけです。


⑤【世の中には、自分の著書の内容を書いていない著者の代わりに書くという意味での「ゴーストライター」がいるようですが、倉山工房にはその意味でのゴーストライターはいません。
業界用語では、倉山先生は「自分で書いている著者」であり、工房には「ゴーストライター」はいません。】とあるが、ここでは「業界用語」は必要ありません、西尾幹二先生や小生の周りにはこのように「安直」な著書を出している方は誰一人もおりません。

同書には、『倉山工房』と編集者がまとめたためか、論旨がハチャメチャであり、真面目に皇位継承の問題を知りたくて購入された方々に同情致します。

例えば天皇の系図が資料としてついていても、孝明天皇121―明治天皇122―大正天皇123―昭和天皇124―今上天皇125

以上のような歴代の天皇を並べただけで、旧皇族11宮家などまったく無し、この程度のレベルでは東久邇家の家系図など理解できる訳もなく「デマ注意」と、トンでもないツイッターも頷けます。

所詮素人が寄せ集まってつくったためか、「日本一わかりずらい天皇の本」になっています。

同書で一番吹き出したくだりは、【もし悠仁様と愛子様が結婚すれば男系論者も女系論者も納得できるのではないでしょうか。
こうしたことを書くと、よく双方の論者から、「それはダメだ」と言われるのですが、これまで、誰からも説得力ある根拠を聞いたことがありません。それがダメだという説得力ある根拠をお持ちの方は扶桑社の担当編集・犬飼までご連絡ください】と、この時点(2017年6月1日発行)で扶桑社編集グループの最善の見解だった訳だ。

それで、2017年4月28日と同5月5日公開、チャンネル桜の中山恭子参議院議員の【日いづる国より】に出演して「東久邇家の皇太子の従兄弟たちは、皇太子より天皇の血が濃い」とか「皇統に連なる男系男子が120名もいらっしゃる」と、番組で解説したことで、扶桑社倉山担当編集グループは慌てたことでしょう。

ここまでの検証で『日刊SPA!』2019年4月1日と2019年4月8日の倉山満氏の記事は「盗用・剽窃」したことが明らかであり、速やかに回答されることです。

これ以上同書の矛盾を徹底的に分析すると、扶桑社新書全体のイメージダウンになりかねませんので、いまや危機管理が一番大事なのですよ。


◆近現代史研究家・ジャーナリスト水間政憲

◆【動画】【ニコニコチャンネル 水間条項国益最前線】http://ch.nicovideo.jp/mizumajyoukou
http://ch.m.nicovideo.jp/watch/so33295847?guid=ON&uid=NULLGWDOCOMO

◆水間政憲ブログ【水間条項】(転載フリー・条件全文掲載) http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/ 

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◆関連記事
倉山工房の自己紹介 & 「ゴーストライター」の定義
 →wikipedia 「ゴーストライター」参照