ロウハニ大統領

 アメリカがイランの最高指導者・ハメネイ師を新たに制裁対象としたことに、イラン側が激しく反発している。

 ロウハニ大統領は、国営テレビに出演し、「ホワイトハウスは頭がおかしくなってしまった」と、トランプ政権の対応を強く批判した。

 また、イラン外務省の報道官もツイッターで、「外交の道を永遠に閉ざす」と警告している。

フジテレビ  6/25(火) 


トランプ大統領

 ◇対イラン追加制裁 ハメネイ師ら対象に 米国内の金融資産凍結

 アメリカのトランプ大統領がイランの最高指導者・ハメネイ師を対象とする新たな制裁を発表し、緊張がさらに激しくなるのは必至。

 タンカーへの攻撃や無人機撃墜をめぐり、イランへの圧力を強めるトランプ大統領は24日、ハメネイ師を制裁対象に指定し、アメリカ国内の金融資産を凍結する大統領令に署名した。

 その一方で、「アメリカは平和を愛する国だ。われわれはイランとの争いは望まない。私は、制裁が解除され、イランが平和で繁栄し、豊かな国になる日を楽しみにしている」とも述べた。

 硬軟織り交ぜ、対話で解決する意向も示したが、イランは早速反発している。

 イラン・ラバンチ国連大使は、「さらなる制裁で脅す相手と対話するなんて、誰も受け入れるはずがない」と述べた。

 双方の主張は平行線のままで、解決の糸口は見えていない。
FNN 2019年6月25日