korexit
韓国内でも”Korexit”の動き

★文在寅の暴走は、日米韓安保体制の空洞化と米韓同盟消失の予兆か
  欧州連合(EU)からの離脱を目指す英国の「BREXIT(ブレグジット)」になぞらえて、昨今の韓国の動きを「KOREXIT(コレグジット)」と呼ぶ向きがある。

 トランプ米大統領の元側近、スティーブン・バノン曰く、
「今の韓国は米韓同盟と日米韓安保体制を抜け出て、朝鮮戦争などを通じて形成された東アジア戦後秩序を一方的に変更しようとしているように見える」――。

スティーブ・バノン
スティーブン・バノン氏

 北朝鮮への急接近、歴史問題に絡めて繰り返す日本批判、そして韓国海軍駆逐艦による海自機へのレーダー照射。
「暴走韓国」の動きは、日米韓安保体制の空洞化、米韓同盟消失の予兆との声も聞かれる。
 コレグジットを主導する韓国・文在寅政権の正体は何か。果たして何を見据え、何を狙っているのか。
FACTA 2019年4月号[東アジアの脅威]


 ◇米国が韓国との同盟から離脱する”Korexit”が始まる可能性

 米国が韓国の動きを警戒、東アジアの秩序と絡めて憂慮するようになったのは昨年12月、「日本」をターゲットに軍レベルでも不可思議な動きが……

文在寅の本音

 とんでもない韓国の動きが露わに!
 韓国が北朝鮮と共に民族の核を持ちたがっているという主張は変えないものの、韓国内で新たに”Korexit”なる動きが始まっていることも紹介しており非常に役立つと思われるので取り上げる。米韓同盟破棄こそが日本の狙いだということはここでは強調はしない。

◆米朝交渉物別れでも、実は“ほくそ笑む”文在寅 
――韓国が北の核を使って日本を脅かす最悪シナリオ――

 2月27、28日にベトナムの首都ハノイで開かれた2回目の米朝首脳会談は物別れに終わった。北朝鮮の非核化はますます遠のいた。それに“ほくそ笑む”のが韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権だ。

 2月28日の首脳会談の直後に会見したドナルド・トランプ米大統領は「何らかの署名をすべきと考えていた。しかし今回はその選択をとらないことにした」と述べ、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との間で何の合意もできなかったことを認めた。

 その理由については「金正恩委員長はある程度の非核化の用意は示したが、制裁の完全な解除を求めてきた」と、条件が折り合わなかったと説明した。

 ただ、「会談は大変に友好的だった」「今後も話し合いを続ける」と、決裂したわけではないと強調した。

 北朝鮮からすれば、会談にはそれなりの成果もあった。制裁を解除させるには至らなかったが、非核化に関する首脳協議を開いたことで「核保有国」の地位を米国に事実上、認めさせたからだ。核開発を続けようが米国に「お仕置き」される懸念もグンと減った。

 トランプ大統領は会見で「今後も北朝鮮が非核化に応じない場合、経済制裁を強化するつもりか」との質問に「制裁強化に関しては言いたくない。北朝鮮でも多くの人々が生活しているのだ」と明確に否定した。米韓合同演習に関しても「カネがかかる」と実施に消極的な姿勢を打ち出した。
文/鈴置高史

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 ◇「Korexit」が始まる

 ただ、こうした保守派の指摘が韓国人の耳に届くかは疑問だ。「北の核」の既成事実化は、「親米」という存在を揺るがすからだ。

 韓国は米国に見放された。北朝鮮が非核化の意思を見せないのに、トランプ政権は融和的な姿勢を続ける。「そんな米国の核の傘を信じられるのか」と普通の韓国人なら思う。

 そのうち、かなりの人が、「だったら同族の核の傘に頼ったほうがいい」と考えるのは確実だ。仮に北朝鮮との関係が劇的に改善したとしても、韓国にとって日本や中国という仮想敵は残る。「誰かの核の傘」は不可欠なのだ。

 同時に、北朝鮮と敵対する親米保守は、北の核ミサイルの矛先を南に向かせる危険な存在と韓国では見なされるだろう。かくして、米韓同盟の解体が始まる。

核の傘

 元国立外交院長である尹徳敏(ユン・ドクミン)韓国外大碩座教授は朝鮮日報に「ベトナムでKorexitが始まるのか」(2月11日、韓国語版)を寄稿した。

 「ベトナム」とはハノイでの米朝首脳会談を指す。「Korexit」は「Brexit」(英国のEU離脱)をもじったもので、韓国の米国との同盟からの離脱を示す。結論部分が以下だ。

●国内で政治的危機に見舞われたトランプ大統領は、第2回首脳会談でのどんな合意も大成功と美化することだろう。

●韓国国民の安全を脅かす70余発に達する核弾頭、1000基の中・短距離ミサイルなど、既存の核兵器をそっくりそのまま残した状態で制裁緩和と終戦宣言を行うなら、北朝鮮の核保有が既成事実化するのはもちろんのこと、米韓同盟を重視する韓国内の勢力の立場は弱体化する。

●第2回首脳会談の結果によっては、米韓同盟から韓国が離脱するコレグジット(Korexit)という現象が起きるかもしれない。

 ハノイでの首脳会談で、トランプ大統領は尹徳敏教授の恐れた安易な制裁緩和には応じなかった。だが、「70余発の核弾頭、1000基の中・短距離ミサイル」は手つかずのまま。解決のメドも立たない。
・・・
NEWS U.S. 2019/03/03

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