チョン・ギョンシム チョ・ミンヒ
曺国氏の妻、情景芯(チョン・ギョンシム)と娘のチョ・ミンヒ氏

 ◇私文書偽造は曺国一家の数ある不正疑惑の一つ

【ソウル=島谷英明】韓国の聯合ニュースによると、ソウル中央地検は6日深夜、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が次期法相に指名した側近の曺国(チョ・グク)前民情首席秘書官に浮上した疑惑を巡り、50代の同氏の妻、情景芯(チョン・ギョンシム)を私文書偽造の罪で在宅起訴した。

 検察は、妻が釜山にある医療専門大学院への娘の受験を有利にしようと、自己紹介書に記載した韓国の東洋大学総長からの表彰状を偽造したと判断した。同大総長が韓国メディアの取材に「発行した覚えがない」と証言し、検察が捜査を進めていた。妻は同大に教授として在職している。

 聯合ニュースによると、表彰状の日付は2012年9月。7年の私文書偽造罪の時効が迫り、検察は妻を召喚して調べないまま周辺の捜査で疑いが深まったとして在宅起訴に踏み切った。

 表彰状の偽造は、法相候補に指名された曺氏に関して浮上していた不正疑惑の一つだった。

 曺氏は6日に国会で開かれた人事聴聞会で、この疑惑に関し「経緯がわからないが、表彰を受けたのは事実」と説明した。一方で「妻は違法行為があれば責任をとらなければならない」とも答えていた。

 6日に開かれた曺氏の聴聞会は休憩を挟み約14時間続き、深夜に終了した。曺氏は7日未明、妻が起訴されたことについて記者団に「検察の決定を尊重する」と述べた。
「被疑者への聴取もなく起訴されたのは残念」とも指摘した。家族が絡む一連の疑惑については改めて否定した。
日本経済新聞 2019/9/7

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