野添希望

 ◇発見の遺体は06年に布志市で行方不明になった野添希望さん(当時17)

 先月中旬、鹿児島市吉野町の山林で、一部白骨化した女性の遺体が見つかった事件で、死亡したのは13年前、志布志市で行方不明になっていた当時17歳の野添希望(のぞみ)さんと判明。
 警察は、女性の遺体はこの1年以内に遺棄されたとみて、殺された可能性も視野にこれまでの詳しい足取りを調べることにしています。

 この事件は、先月19日、鹿児島市吉野町の山林で、一部白骨化した女性の遺体が土の中から見つかったものです。

 警察が過去の行方不明届けなどを調べた結果、歯形やDNAなどから13年前の平成18年に志布志市で行方不明になった野添希望さんだと確認されました。

 野添さんは当時17歳で、高校3年になった4月上旬の夜、家族が家から出ていく物音を聞いたのを最後に、行方がわからなくなったということです。
 その後、家族に「元気でいる」などとメールが送られてきたと言うことですが、詳しい足取りはわかっていません。

野添希望さんの遺体発見場所 鹿児島市吉野町の山林

 ◇死体遺棄事件として捜査、殺人も視野に

 警察によりますと、野添さんは遺体発見当時は31歳で、死後およそ1年以内とみられており、身長は150センチ前後、黒っぽい長袖トレーナーのようなものを着て黒っぽいズボンをはき、髪の毛は黒色だったということです。

 警察は死体遺棄事件として捜査するとともに、現場の状況などから、野添さんが殺された可能性もあるとみて詳しく調べています。

 現場は薩摩藩主・島津家の別邸で、観光施設の仙巌園の近くです。

 亡くなった野添希望さんの80代の祖母は「おとなしく、優しい子でした。夜に出て行ってから連絡は全くない。なんと言っていいかわからない」と話していました。
NHK NEWS WEB 9月25日

鹿児島県
志布志港⇔鹿児島市内=高速シャトルバスで約2時間の距離

 ◇鹿児島市吉野町の「仙巌園」近くの山林で一部白骨化した遺体発見

 鹿児島市吉野町の「仙巌園」近くの山林で、今年8月、一部白骨化した遺体が見つかった死体遺棄事件で、鹿児島県警鹿児島中央署は25日、遺体は2006年4月から行方不明となっていた、職業不詳、野添希望(のぞみ)さん(当時17歳)と判明したと発表した。
 同署によると、野添さんは行方不明になった当時、同県志布志市に住んでいたという。

 遺体は8月13日午後、園の関係者の男性が人骨の一部を発見し、近くの交番に通報していた。同署は、人為的に埋められたとみて、身元の特定を進めていた。
読売新聞 9/25(水)

野添希望

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鹿児島中央警察署 ℡099−222ー0110

仙巌園