◆新型肺炎「人から人へ持続的感染」とWHO

【北京共同】中国で感染が広がる新型コロナウイルスによる肺炎を巡り、世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務所(マニラ)は21日、ツイッターで「持続的な人から人への感染があるとみられる」と発表した。
共同通信 1/21(火)

韓国で新型肺炎患者初確認

 【ソウル時事】中国湖北省武漢市で発生している新型コロナウイルスによる肺炎で、韓国保健当局は20日、国内で1人の患者を初めて確認したと発表した。
 患者は武漢市に住む中国人女性(35)という。

 発表によると、女性は18日に発病した後、19日に韓国・仁川空港に到着。その際、発熱などの症状があったため、保健当局は女性を医療機関に搬送し、20日午前に新型肺炎患者と確認した。
時事ドットコム 1/20(月)

 ◇北京と広東省でも3人の発症確認

【北京共同】中国メディアによると、北京市と広東省で20日までに、新型コロナウイルスによる肺炎の発症者計3人が確認された。武漢市以外の中国での発症確認は初めて。
共同通信 2020年1月20日

新型コロナウイルス性肺炎をめぐる経過

■□■ 新型コロナウイルス性肺炎とは ■□■

 中国湖北省武漢市で発生している新型のウイルス性肺炎に関し、武漢市への渡航歴がある人が日本国内での検査で陽性反応が出たと政府関係者が1月16日、明らかにした。
 世界保健機関(WHO)は武漢市の肺炎で新型のコロナウイルスが検出されたと認定しているが、新型肺炎の症状やコロナウイルスの特徴はどんなものなのか、詳しく解説する。

 Q どんな病気なの。

 A 昨年12月から現地の海鮮市場の関係者を中心に、ウイルスが原因とみられる発熱や呼吸困難を訴える患者が相次いでいます。武漢市当局によると、1月10日時点で、41人が発症し1人が死亡しました。7人は重症です。市場の環境との関係も不明です。(→1月20日現在、武漢市内で62人発症、2人死亡)

⇒【話題】新型肺炎患者、日本で初確認

 Q 原因は、どこまで調べたの。

 A 肺炎は、インフルエンザウイルスなどによって引き起こされることが知られていますが、検査で既知の病原体は見つかりませんでした。現地のメディアは患者から新型のコロナウイルスが検出されたと報じています。世界保健機関(WHO)は、このウイルスが原因かどうか、情報を精査して判断する方針です。

 Q コロナウイルスとは。

 A ウイルスの一種で哺乳類や鳥類の呼吸器や消化器に感染します。人が感染した場合、症状は軽いケースが多く、風邪の原因の約15%を占めるとの研究報告があります。

 ただしコロナウイルスの中には、2003年に中国で流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)や、中東地域で発生している中東呼吸器症候群(MERS)のように、重症化しやすいものもあります。SARSはコウモリ、MERSはラクダから人に広がったとされ、動物と接触する場合には注意が必要です。

 Q 感染拡大の危険性は。

 A SARSやMERSと比べて重症度は高くなさそうです。国立国際医療研究センターの忽那賢志医師(新興再興感染症学)は「過剰に警戒する必要はない」と話しています。

 Q 治療法や予防策はあるの?

 A 根本的な治療法は確立していません。ワクチンもありません。予防は手洗いを、こまめにしましょう。

 Q 渡航者は何に気を付ければよい?

 A 動物が感染源の可能性もあるので、武漢市では動物との接触に加え、生肉や調理が不十分な肉を食べるのは控えてください。
 もし武漢市から帰国後、発熱やせきなどの症状が出た場合は、マスクを着けて医療機関を受診してください。その際には武漢市に滞在したことを伝えてください。