中国、武漢肺炎の感染拡大 死者81人に  李首相武漢入り

福島香織 矢板明夫

※元産経新聞記者でフリージャーナリストの福島香織氏と中国残留孤児二世で産経新聞編集委員の矢板明夫氏の対談、「ノーベル平和賞劉暁波を冷然と抹殺する国」からの引用。

「習近平の末期症状」(『WILL』2017年9月号kindle版 p.233)
(抜粋要約)

矢板:
2008年に北京オリンピックがありましたが、これは1936年のベルリンオリンピック、1980年のモスクワオリンピックに続き、独裁国家で三回目のオリンピックといわれています。

独裁国家ゆえに、国内の情報を抑えなければならないということから、国民をある面で騙して独裁を正当化する神話を作って国をまとめていくという政策が、オリンピック後10年で破綻、国自体が崩壊してしまった。

オリンピック開催で世界中からいろいろな価値観が入ってくることで国民が目覚め、独裁政権に対する国民の不満が一気に噴き出したからです。

福島:
「五輪9年ジンクス」ですね。ベルリン五輪の9年後にナチスが崩壊、モスクワオリンピックの9年後に冷戦構造が崩壊し、11年後(1991)に旧ソ連が崩壊した。

9年ジンクスを中国に当て嵌めればちょうど党大会が開かれる2017年になりますが、どうやら今年は起こりそうにない。でも来年は……。

矢板:
独裁国家はまず密室での陰謀が特徴です。(習近平としては)とにかく党大会を乗り切る。その後に何が起こるか。

福島:
政治局会議は20~30人のみの招集のため多数派工作がやりやすい。突然の更迭人事は大体この会議で決まります。いずれにしろ、2017年、2018年というのは一つの節目になるといわれています。――*

※経済評論家:「ソ連の崩壊の大きな原因は、経済の非効率性」であり、「中国においても人権無視の経済成長のツケがいずれ回ってくるだろう」

ドイツ経済団体が中国共産党に警告「中国から撤退も」 企業への介入強化を牽制 →「党建」※①研究:習近平の思想は、中国のマルクス主義の最新成果

中国の中学歴史教科書、「文化大革命」の項目消える 失政隠し?批判相次ぐ →習近平の毛沢東志向がさらに鮮明に 中共の情報工作が教育界にも

※①「党建」
 外資系企業も含む中国国内のすべての企業、団体(学校や裁判所なども含む)内に中国共産党の組織を強制的に作り、すべてを共産党政府のコントロール下に置くという共産党による全国カバープロジェクト。


 ◇人権無視のツケ ブーメランか 天罰か 「通報」めぐり殺人も