※一部、何らかの意図をもってパニックを捏造したり、故意にデータを誤用して不安を煽り、政権批判に結び付けようとしている人もいるようですが、皆さまにおかれましては、周回遅れのデマに惑わされず、正確な情報に基づいて冷静な対応をお願いいたします。 *

デマに惑わされないために -新型コロナお役立ち情報 渡邊哲也
「4月3日以降、中国人が3000人入国」「中国人が医療ビザで入国」はデマ。

※4月8日午前零時に武漢市の封鎖解除 →湖北省縛りがなくなり、出入国在留管理庁の上陸審査の状況(速報値)注意書き(1)の一部削除

※「国籍確認中」の意味
 ⇒自治体によっては国籍を公表しない場合があり、完全に把握できないため。

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山田宏 自民党参議院議員 @yamazogaikuzo

 ◇「海外からの入国拒否24→73の国・地域」に変更 ⇒検査対象者増加

 東京都をはじめ、7都府県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、福岡県)に緊急事態宣言が発令された中で、海外からの新型コロナウイルス感染を防ぐことを目的に、羽田空港、成田空港、関西空港などでは海外から到着する外国人に対して「入国拒否」などの措置を課すと共に、日本人を中心とした日本入国者に対し、一部の国からの便を除き原則全員がPCR検査の対象となった。

 諸外国に比べると日本の対応は遅い状況であったが、ようやく4月3日の午前0時より新たに49の国・地域が入国拒否の対象となり、全体で73の国・地域に広がった。

注
※4月8日午前零時に武漢市の封鎖解除 →湖北省縛りがなくなり、出入国在留管理庁の上陸審査の状況(速報値)注意書き(1)の一部削除

●在留資格「日本人の配偶者等」(例:日本人の方の夫又は妻・実子・特別養子)
法務省

 アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、アジア、オセアニア、中東はほぼすべての国が対象で、そのほか中南米やアフリカの国も一部対象となっている。

 入国拒否の対象地域からの外国人の入国が不可になるが、日本国籍者、また外国人の場合でも「永住者」「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」「定住者」の在留資格がある場合の入国も可能であるが、再入国の場合は「特別永住者」以外においては4月2日までに出国した場合に限って入国できる運用となっている。

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 ◇入国拒否の対象は外国人のみ 自国民の入国制限はない

 日本を含む各国では、発行済みビザの効力を無効にし、加えてビザなし(査証免除)での入国を認めないなどの入国制限を強化し、徐々に対象国を拡大した。この数週間の傾向としては更に強化し、永住権を持たない全ての外国人において入国拒否をする国がほとんどであることから、日本人が海外へ渡航することは一部の国を除きほぼ不可能な状況になっている。

 このように入国制限や入国拒否を実施しているが、各国共通での運用としては、自国民の入国は制限されていないことだ。つまり、日本人であれば、出国日にかかわらず、日本に入国(帰国)することに制限はないのだ。


 ◇四月から検疫体制が強化、全員にPCR検査実施

 4月3日以降、大きく変わったのが検疫の体制だ。日本路線の運航を継続している国からの便(救援便・臨時便を除く)では、メキシコとミャンマーを除いた全ての国が入国制限対象地域となっており、羽田空港・成田空港・関西空港に到着後、全員にPCR検査が実施されている

 4月3日以降に対象人数が大幅に増えたことで、空港に飛行機が到着しても、順番が来るまで機内待機になっており、降機するまでに数時間を要することも珍しくない。

 検疫で質問票を提出し、その後PCR検査が行われるが、検体数の増加により、PCR検査後すぐに結果を出すことが難しく、現状、結果が出るまで1日~2日程度の時間を要している。

 公共交通機関を利用させないことを徹底させる為に、係員が到着ロビーまで同行し、出迎えの家族や友人、レンタカー利用、もしくはハイヤーの利用(タクシーは公共交通機関に属するが、ハイヤーはOK)を確認する運用となっている。

第一ターミナル
成田空港第一ターミナル

 最も到着便の数が多い成田空港を運営する成田国際空港会社によると、出迎えまでに時間がかかる場合の待機場所を用意し、到着ロビーに滞留させないような運用をしているそうだ。

 4月に入り、検疫体制が強化されて以降は、自宅で待機が可能な場合(症状がなく、公共交通機関を利用せずに自宅へ戻れる場合)に限り、到着ロビーを出てからすぐに自宅に戻ることが可能となっている。
 結果はメールもしくは電話で伝えられることになっている。到着ロビーに出るまで、数時間~長い場合には8時間以上かかったケースも出ている。

和田政宗

 ◇自宅が離れている場合は国が用意するホテルに一時待機

 自宅が離れている場合などにおいては、まずはPCR検査の結果が出るまでは、国が用意した空港近隣ホテルで待機となる。
 自衛隊が協力し、専用バスでホテルまで送迎してくれるほか、部屋で食べる食事も用意されることになる。

 帰国した人に配られた資料によると、1日~2日程度で陰性が確認された後、専用のバスで到着した空港まで送迎され、その後は事前申告したホテルなどに入国した次の日から起算して14日間待機したのちに、自宅に戻ることになっている。

 ホテル代については、陰性が確認するまでの待機場所としての宿泊は国の負担となるが、その後の待機期間は自己負担となる。ホテルについては、原則は到着した空港近くのホテルとなっているが、7日の夜には一部の一時待機者を成田空港から中部空港へチャーター機で移動させ、中部空港近くのホテルに宿泊させたケースもあった。

(4月10日20時追記)成田空港では、国が手配している空港周辺ホテルが満室で、到着時に預けた荷物を引き取るターンテーブル前にダンボールを組み合わせた仮設のベッドが用意され、結果が出るまで滞在するケースが発生している。
鳥海高太朗 航空・旅行アナリスト 帝京大学非常勤講師 2020年4月10日

おまけ
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