※オーストラリアの後ろ盾であるトランプ政権が、「ウイルスは武漢から流出、疑いの余地なし」と公式に発表、米・英・伊・独・印・豪・エジプト・ナイジェリアの8か国が“中国政府に対し賠償を求める訴訟を提起したことに対し、中国が貿易戦争を仕掛け、なりふり構わぬ切り崩し工作を行っているものと思われます。 *

●豪州の対中貿易データ(2019年)
「豪外務貿易省によると、豪州から中国への輸出は輸出総額の3割を占める。2019年6月までの1年間では1500億豪ドル(約10兆5千億円)で、このうちの1割が農産品だ。食肉輸出は増える傾向で、牛肉の対中輸出は19年は26億豪ドルで前年の2倍に達した」日本経済新聞 


 ◇豪、「独立した調査」要求 中国とWHO批判で米に同調―新型コロナ

 【北京時事】中国外務省の趙立堅副報道局長は12日の記者会見で、中国がオーストラリア産牛肉の輸入を一部停止したことを明らかにした。両国は新型コロナウイルスの発生源調査をめぐって対立しており、中国が輸入停止を通じて豪州に圧力をかけた可能性もある。

趙立堅

 趙氏は、中国向け牛肉輸出に携わる豪企業で検査・検疫の要件に違反する事例が相次いで見つかったとして、計4施設の申請を同日から受け付けないことを決めたと説明。一方、新型コロナに関する両国の意見の違いとは無関係と主張した。

 豪政府は新型コロナの発生源に関する国際的な調査を要求。中国はこれに強く反発しており、豪州産大麦に対する反ダンピング(不当廉売)調査の期限を今月19日に控え、同国への圧力を強めていたと報じられている。
時事ドットコム  2020.5.12  

オージービーフ

 ◇中国、豪産食肉の輸入停止 コロナ巡る関係悪化影響か

 中国税関総署は12日までに、オーストラリアの4企業からの食肉輸入を同日から停止すると発表した。中国外務省は、これらの企業の牛肉製品に相次いで問題が発覚したためと説明。

 中国は新型コロナウイルスの発生源を巡る調査の必要性を訴えるオーストラリアに強く反発しており、両国関係悪化が影響した可能性がある。

 中国外務省の趙立堅副報道局長は12日の記者会見で、オーストラリア側に輸入停止措置について通知し、問題の調査を求めたと発表した。新型コロナに関するオーストラリア側の言動との関連は否定した。

 オーストラリアは感染拡大の経緯に関する国際調査の実施を各国に働き掛けている。これに対し、中国の駐オーストラリア大使は牛肉やワインの取引に悪影響が出ることを示唆し、警告していた。(共同)
産経フォト  2020.5.12

       *

◆関連記事
米英独など8カ国が“対中報復”開始!…独裁中国へ米国民の怒り 他 →感染拡大で多大な損害を被ったとして、中国政府に対し損害賠償請求訴訟を提起。