2014年2月の東京都知事選に出馬した元航空幕僚長、田母神俊雄容疑者(67)らによる運動員買収事件で、東京地検特捜部は28日、同容疑者の資金管理団体の政治資金を巡る業務上横領容疑について、立件を見送る方針を固めたもようだ。

 田母神容疑者が代表を務める資金管理団体が集めた政治資金計5千万円以上が使途不明になっていることが昨年、発覚。
 特捜部は3月、業務上横領容疑で関係先を家宅捜索した。

 ただ、資金の多くは買収を含む選挙運動の関連費用や政治活動費とみなすことができる支出に充てられていた。
特捜部は私的な資金流用が少額にとどまることから、業務上横領容疑での立件を見送るとみられる。
同容疑者は逮捕前の取材に「横領した覚えはない」と説明していた。

 一方、特捜部は週明けにも同容疑者や、元選対事務局長の島本順光容疑者(69)、2人と共謀したとして出納責任者だった男性らを公職選挙法違反(運動員買収)の罪で起訴する。

 田母神容疑者らは知事選後の14年3~5月、陣営の運動員だった5人に選挙活動のお礼として計280万円を渡した疑いなどで逮捕された。
 同容疑者は逮捕前の取材に「私は指示も了承もしていない」などと説明。
 特捜部の調べにも容疑を否認しているという。

日本経済新聞 電子版
2016/4/29 2:00



nihonjin

※筆者は武田邦彦氏の意見に賛同する部分が多々あります。