※地球の温暖化や世界的規模の異常気象は前世紀末頃から予測されていましたが、気象庁が異常気象の事例として正式に発表し始めたのは2006年からのようです。
 数十年前から予測され、実際に事例が発表されていても、地球規模で起きる大規模な災害リスクに対して具体的な対策を施せず、なす術もないまま人類が逃げまどい、翻弄されるという事態は今後も続くと思われます。
 今さら国連やWMOが原因究明につとめたところで解決策を見出すにはすでに遅く、気休めでしかないのかもしれません。

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 ◇災害多発で34兆円損失 17年、温暖化原因と国連

 世界気象機関(WMO)は22日、2017年は地球温暖化の進行に伴って世界各地で気象災害が多発し、経済損失は過去最高の計3200億ドル(約34兆円)になったとの試算を公表した。
 米国やカリブ海諸国を襲った大型ハリケーンの被害は特に深刻で、カリブ海の島国ドミニカは国内総生産(GDP)の224%(約13億ドル)の損失を被ったとした。

 WMOは17年の世界の平均気温は産業革命前と比べて1.1度上昇し、15年から3年連続の高温となったと指摘。海水面の上昇や海氷面積の減少、海水の酸性化にもつながり、ハリケーンや洪水などの気象災害を引き起こしている。
日本経済新聞 2018/3/22 【ジュネーブ=共同】

バージニア州 2018年9月11日撮影
バージニア州アレクサンドリア:2018年9月11日撮影

 大型ハリケーン「フローレンス」が13日にも米東海岸に上陸する見通しとなった。直撃が予想されるノースカロライナ州などで非常事態宣言が発令され、予想進路にある原子力発電所は運転停止を計画。沿岸地域を中心に100万人以上に避難命令が出るなど市民生活に大きな影響が出始めた。

 米ハリケーンセンターによると、フローレンスは11日午後現在、バミューダ諸島の南をゆっくりと西北西に進んでいる。規模は5段階で2番目の大きさの「カテゴリー4」で最大の「5」に勢力を強める恐れがあり「命に関わる沿岸部の暴風雨と内陸の洪水」を警告している。

ハリケーン「フローレンス」

 AP通信によると、フローレンスの進路には6カ所の原発があり、電力会社は暴風開始の2時間前には運転を停止する予定。
 CNNテレビが11日に放映した南部各地の幹線道路は避難のため北上する車両で既に大渋滞となっている。航空会社は南東部の路線を中心にフライト変更を迫られた。
(共同)
産経ニュース2018.9.12 

ハリケーンを避けるために出航する戦艦(11日)
「フローレンス」上陸に備えノーフォーク海軍基地を離れる戦艦

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