※刺さったウナギは長さが約61センチで鼻には約50センチほど入り込こみ尾の部分10センチのみがアザラシの鼻から垂れていたという。研究チームが約45秒ほどで首尾よくウナギを取り除き、その時のことを次のように話している。

「まるでマジシャンが帽子からスカーフを取り出すようにウナギを引き抜きました。ウナギの頭は確認できたのですが、ヒレやその他トゲなどがアザラシの鼻腔あたりに残っているかもしれません。しかし取り除く際に引き抜いた後に流血もなくアザラシは落ち着いた様子でした」とのこと。
 アザラシ君が無事で何より。

 それにしてもウミヘビみたいな気持ち悪い模様のウナギですね。
 二ホンウナギはマリワナ海溝やグアム島付近で生まれて海流に乗って日本の河川にたどり着くようですが、このハワイのウナギはどこで生まれてハワイに辿り着いたのか、または生え抜きのウナギなのか気になります。

アザラシの鼻にウナギ

(CNN) 米海洋大気局(NOAA)の「ハワイモンクアザラシ研究プログラム」(HMSRP)はこのほど、右の鼻の穴にウナギが詰まったアザラシの写真をフェイスブック上で公開した。

 ハワイでは以前から、モンクアザラシの鼻にウナギが入り込む現象が報告されている。初めて目撃されたのは2016年夏、リシアンスキー島沖でのことだった。

 HMSRPはフェイスブックで「(アザラシの画像を公開した)月曜日は皆さんにとって良い日ではなかったかもしれないが、鼻にウナギが入るよりはましだろう」と冗談を飛ばした。

 ハワイモンクアザラシは世界で最も希少なアザラシの一種で、米国では絶滅危惧種に分類されている。その多くは北西ハワイ諸島にある離島8島の周辺に生息。2016年の調査では、1427匹しか残っていないと推定されている。

 HMSRPの科学者、チャールズ・リトナン氏はCNNの取材に、研究者は今もこの現象に困惑していると言及。「どれだけ動物の調査や観察を重ねても、かつてなかった現象が出てくるという良い例だ」と指摘した。

 NOAAは2つの仮説を提示している。1つ目は食べ物を探しに来たアザラシに対し、ウナギが防御反応を示すというもの。サンゴ礁の割れ目や岩の下にアザラシが耳や鼻を突っ込んでいると、そこにウナギが入り込むとの見方だ。
 もう1つの仮説では、アザラシがウナギを丸のみして鼻から吐き出す可能性に言及している。

ウナギ
ウナギは体長61cm、鼻の中に約50cm入り込んでいた

 HMSRPは心配するフェイスブックの閲覧者に対し、ウナギを取り除くことに無事成功したと報告。アザラシを軽く抑えつつ、計30秒をかけて少しずつ取り出したことを明らかにした。

 HMSRPは、アザラシがウナギから感染症やサンゴ礁にすむ魚に蓄積する微細藻類の毒のリスクにさらされる可能性があると指摘。また、鼻孔を閉じることができず潜水に支障がでる可能性にも言及している。
CNN 12/8(土)