※米朝合意“完全かつ速やかな実行が重要”だったはずが、「CVID=完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」の文言もなく、北朝鮮が望む「体制保障および軍事的脅威の解消」を先行させた印象に米メディアは批判的。トランプ大統領自らが批判してきた『25年間失敗してきた方式』が繰り返される可能性が高くなった」と指摘する声も。

「12日に何かにサインすることはないだろう」と踏んでいた韓国も米当局も衝撃を受け、「CVIDの目標を貫徹できないまま、北朝鮮への制裁が弱体化するという最悪のシナリオ」も予想される。(外交消息筋)

※金正恩は太り過ぎて杖なしでは歩けなくなっているという噂もありましたが、トランプ大統領と散歩している映像では杖はついていませんでした。(替え玉説もあるようですが……)
 今回、アメリカは指紋やDNAを密かに入手したはずですから、金正恩がアメリカに招待されて渡米する際には同じ人じゃないと不都合な事態になりますね。よく考えたらあの不自然な刈り上げヘアも毛髪が落ちるのを気にしてのことなのかもしれないとふと思いましたが、まあ、あくまでも妄想です(笑

米朝首脳会談
 
 ◇トランプ大統領のとった“折衷案”に米メディアは厳しい見方

 12日に行われた米朝首脳会談について、アメリカメディアは非核化の具体性がないことや、トランプ大統領が米韓合同軍事演習の中止に言及したことについて、厳しい見方を示している。

 ワシントン・ポスト紙は共同声明での非核化について、「詳細がなく、象徴的な約束をしただけだ」と指摘。「今後は難しい交渉になるかもしれない」との見方を示している。
 また、トランプ大統領が米韓合同軍事演習の中止に言及したことについて、「長年にわたるアメリカ政府の見解を覆した」と批判的な見方を示している。

米朝首脳会談

 これまでアメリカ政府は「演習は防衛のためであり、北朝鮮情勢に関連したものではない」との立場をとってきただけに、ニューヨークタイムズ紙は「国防総省も韓国も衝撃を受けた。この発言によってどういった影響が出るか当局も慌てている」と伝えている。
news24. 2018年6月13日

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 ◇韓国メディアの多くは“批判的”

 12日の米朝首脳会談について、韓国メディアの多くは非核化に進展がないなどと批判的に伝えた。一方、中国メディアは会談は成功したと高く評価した。

 韓国では、保守系の大手紙・東亜日報が共同声明について、「非核化の工程表も、おおまかなスケジュールもなかった」と失望をあらわにした。

 別の保守系の朝鮮日報は、「トランプ大統領が、金正恩委員長に、米韓合同軍事演習の中止をプレゼントした」と指摘。非核化で進展がないにもかかわらず、北朝鮮の要求に応じたと批判した。

 革新系メディアは「米朝関係が根本的な変化に向かう道が開かれた」などと評価しているが、韓国では全体として批判する論調が目立っている。


 ◇中国:「会談は成功」と高評価

 一方、中国共産党系の新聞・環球時報は、「会談は成功した。米朝の善意の交流が始まることを望む」と高く評価した。その上で中国の役割について、「朝鮮半島情勢が困難な時の安定装置であり、流れの転換を後押しした」と強調している。
NNN 6/13(水)