※このたびの記録的な豪雨により犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

西日本豪雨

 安倍晋三首相は11日、西日本豪雨の激甚災害指定について「迅速に指定するよう作業を進める」と述べた。被災地視察で訪れた岡山市内で記者団に語った。

 首相は、被災者へのきめ細やかな生活支援と生活再建に対し「十分な予備費の活用、普通交付税の前倒しなどしっかりと財政措置を講じる」と強調した。首相は13、15両日も視察を予定しており、行き先は広島、愛媛両県を調整している。

 首相は自衛隊ヘリから、川が決壊し浸水被害が発生した倉敷市真備町地区などを視察した。
 避難所になっている小学校では、被災者の手を握り「体は大丈夫ですか」などと声をかけた。決壊現場近くの献花台も訪れて献花、黙祷した。

小野寺五典

 一方、小野寺五典防衛相は11日、豪雨対応のため、元自衛官で民間企業などに勤める即応予備自衛官を約300人招集する方針を明かした。

 即応予備自衛官の招集は平成23年の東日本大震災、28年の熊本地震に続き3回目。12日から被害の大きい広島を中心に生活支援活動を行う見通しだ。
産経ニュース 2018.7.12

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