松本艶子
[キャロライン・ケネディ大使から贈られた人形を抱く松本艶子さん=2016年3月]

 1962年に当時のジョン・F・ケネディ米大統領にひな人形を贈り、長女のキャロライン・ケネディ駐日米大使からお礼の人形や手紙を受け取った北海道北見市の松本艶子さんが亡くなっていたことが5日、入居先の老人ホームへの取材で分かった。94歳だった。

 亡くなったのは9月29日。ケネディ大使は4日、ツイッターで「何十年も前、すばらしい贈り物をいただきました。お礼をお伝えする機会があったことをうれしく思います。心からご冥福をお祈りします」と哀悼の意を表した。

 松本さんは、大統領に出した手紙の返事が届いたことに感激し、ひな人形をホワイトハウスへ贈った。(共同)
毎日新聞


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 キャロライン・ケネディアメリカ大使は「たくさんの人形を貰ったが、その中でも印象に残っていた」と語り、送り主を探したところ、北海道北見市在住の松本艶子さんであることが判明。
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