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巨大クレーター
深さ300m、直径約31㎞のクレーター

 デンマークなどの国際研究チームは、グリーンランド西部の氷河の下に見つかったくぼみが、隕石の衝突によってできたクレーターだったことを確認したと発表した。グリーンランドの氷河の下にクレーターが発見されたのは初めて。

 米航空宇宙局(NASA)のゴダード宇宙飛行センターによると、クレーターはハイアワサ氷河の下にあり、深さ約300メートル、直径約3131㎞。300万年ほど前に直系800メートルほどの鉄隕石が衝突してできたものと思われ、その後氷に覆われて見えなくなっていた。

ハイアワアサ氷河

 クレーターは、デンマーク・コペンハーゲン大学などの研究チームが2015年7月に発見した。グリーンランドの氷河の下の地形をレーダーを使って調べていたところ、ハイアワサ氷河の下に円形のくぼみがあることが判明。これまで3年がかりでNASAのデータを解析し、米国の大学などと共同で、クレーターであることを確認した。

 この研究結果は14日の科学誌サイエンス・アドバンシーズに発表された。

「クレーターは保存状態が極めて良好だった。氷河には衝突の痕跡を瞬く間に消し去ってしまう驚異的な浸食作用があるので、これは驚きだった」
 論文を発表したデンマーク自然史博物館の研究者はそう説明している。

 隕石の衝突は最後の氷河期の末期に起きた可能性があり、その場合、地球上でも有数の年代の新しいクレーターになるという。

 研究チームは、隕石の衝突が地球全体に与えた影響についても調査を続ける計画。
CNN 11/16(金)

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