※中国に工場を持つカナダやアメリカのマスクメーカーは上海市が全量買い取りで事実上の輸出禁止、日本メーカー製マスクは中国の警官が工場を見張って接収するなど、いまや感染源の中国が世界のマスクの需要と供給をコントロールしている状態です。

 その一方でイタリアやフィリピンなどにマスクや医療チームを送って恩を売り、日本在住の工作員に路上でマスクを配るパフォーマンスをさせ、ウイルスをまき散らした張本人の中共が大規模なプロパガンダを展開して、批判的なニュースを揉み消そうと躍起になっているようです。

 二階俊博氏はじめ全国の媚中派首長などがウイルス漏洩の中国に備蓄のマスクを贈呈し、アリババやソフトバンクなどの特定大企業が市場に出回る前に買占めているのもあって、いまだに医療現場ではマスクが不足し、ドラッグストアや薬局、ホームセンターその他でもマスクが買えない状態が続いています。

 すでに使い捨てマスクの購入を諦め、長期戦を見据えて、繰り返し洗って使えるハンドメイドマスクに切り替える人も増えていますし、縫わずにできる簡単マスクの作り方なども動画でたくさん紹介されています。
 筆者もyoutubeを見ながら、花粉やNO2も防げるエアコンフィルター入りのもの、布製のものなどいろいろ作ってみました。 *

 ◇「Bioeasyは販売ライセンスを持っていない」

 スペインの日刊紙ElPaís(エル・パイス)は、Bioeasyという中国の会社から購入した検査キットは、正確にウイルス症例を特定できたのがわずか30%であることを研究者が発見したと報じた。

 同紙によると、スペイン保健当局は、この検査キットを使うべきではないと考えており、キットを返品すると述べた。

 スペインの中国大使館は、Bioeasyの製品は中国による医療援助の一部ではなく、同社は製品を販売するライセンスを持っていないと述べた。

 スペインの微生物学の専門家によると、同国が中国から購入したコロナウイルス検査キットでは、常に正しく陽性が検出されるわけではないという。

 ◇「テクニカルシートに記載されている内容と一致しない感度」

 スペインでは世界でも最悪のコロナウイルスの流行が起きており、死者数はイタリアに次いで2番目に多い。

スペインの日刊紙ElPaís(エル・パイス)によると、スペインで実施された検査では、ウイルス感染者を正しく特定できたのはわずか30%だったという。

 同紙への情報提供者は、検査の感度は80%以上であるべきだと語った。アメリカ疾病管理予防センターは、インフルエンザの迅速検査の感度は80%以上必要だとしている。
 迅速検査は数分で結果が得られるが、通常は正規の検査ほど正確ではない。

中国製検査キット

 同紙の報道によれば、この研究を受けてスペイン臨床微生物学会は、これらの検査キットを使用しないよう勧告した。医療従事者は現在、結果を出すのに時間のかかる他の検査キットを使っている。

 スペインの健康緊急事態調整センターの所長、フェルナンド・シモン(Fernando Simón)は3月26日、9000件の検査内容をチェックし、その結果が一貫していないことを発見し、それらを返品することを決めたと述べた。

 スペイン保健省は、検査についての調査結果を確認し、カルロス3世健康研究所の広報担当者は、「テクニカルシートに記載されている内容と一致しない感度だった」と言った。

 その担当者によると、研究所はマドリードに送付された検査キットを送り返し、代わりに政府が承認した新しい検査を実施するという。
 新しい検査は、すでにアンダルシア州とガリシア州で実施され、25日にはマドリード州で実施された。新たな検査の実施が遅れれば、このウイルスを封じ込めようとするスペインの努力に悪影響を及ぼすだろう。

 ElPaísによると、このキットはBioeasyという中国のバイオテクノロジー企業によって製造された。ほかにもジョージアなど国々が、その会社の検査キットを購入している。

 スペインの中国大使館はツイッターで、中国が他の国に寄付している医薬品にはBioeasyの製品は含まれていないと述べた。

 同紙によると、中国商務省はスペインに製造業者のリストを提供したが、Bioeasyはその中に含まれておらず、製品販売のための中国国家医薬品局からの許可も得ていないという。

 スペインは23日、中国と韓国から64万個の迅速検査キットを受け取ったと発表した。そのうち何台をBioeasyが製造したかは不明だ。

 チェコの医療専門家も、中国からの迅速検査キットが適切に機能していないと述べているが、これらの検査キットがBioeasyによって製造されたものかどうかは明らかではない。

中国は、国内で新たな患者が発生していないと報告しており、流行が鈍化しているため、他国に医療従事者を派遣し、マスクや検査などの医療機器を寄付している。

[原文:Spain, Europe's worst-hit country after Italy, says coronavirus tests it bought from China are failing to detect positive cases]

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)
Sinéad Baker
Business Insider 2020年3月27日

マスク

 ◆病院に配布した中国製マスクを回収、品質基準満たず オランダ

【3月29日 AFP】オランダ保健省は28日、中国から輸入し、新型コロナウイルスと闘う病院に配布したマスク数万枚について、品質基準を満たしていないため回収していると発表した。

 保健省によると、21日に中国の製造業者からマスクを受領し、その一部はすでに医療機関に配布していた。しかし「2度目の試験でも、マスクが品質基準を満たしていないことが明らかになり、今回輸入したマスクは今後一切使用しないことを決定した」という。

 公共放送NOSによると、回収されるのは、発送されたFFP2規格のマスク130万枚の半数近くにあたる60万枚。顔に適切に密着しない、フィルターに欠陥がある、などの問題があったという。(c)AFP
Afp 2020年3月29日

マスク リコール

 ◆蘭政府、中国から輸入した130万のマスクをリコール フィルタの効果全くなし

 新型コロナウィルスが拡散している中で、オランダ政府が中国から輸入したマスク130万個をリコールしたという。
その理由は検査の結果品質基準を全く見なして居なかったからだ。

オランダの政府は「2次テストの基準を満たさず、全部使用しないことにした」と発表した。
また、今後中国から輸入される物に対して検査をすることにしたと発表した。

オランダ マスク

 リコール対象になったマスクは、顔にしっかりと密着されておらず、またはフィルタが不良であることが知られており、輸入した数は約130万個に達する。問題は、半分以上がすでに病院などに送られているということだ。
28日あたり、オランダの新型コロナ感染者数は1万人に迫る。

 フィリピンでも、中国産新型コロナウイルス診断キットに関する議論が起きた。

 フィリピンの保健省はこの日、中国が寄贈した診断キットのいくつかの製品の精度が40%に過ぎず、使用することができなかったたと述べた。
 中国政府がフィリピンに寄贈した診断キットは、10万以上であり、精度が落ちる製品の数量がどの程度なのかは正確に知られていなかった。

 またスペインでも、中国の「バイオでバイオテクノロジー」社から輸入した診断キットの精度が30%にも満たないという事実を確認し、使用を中止した後、このメーカーに製品の交換を要求されたことがある。議論になると、当時の主、スペイン中国大使館側は「該当会社の診断キットは、中国政府の承認を受けていない製品」と釈明した。
ゴゴ通信 2020年3月27日