金正恩、高英姫
金正日の4番目の妻、高英姫と7~8歳頃の金正恩

【高英姫=金正日の第4夫人】
■1952年6月26日生、父は大同山又道(下)というプロレスラー
■1962年北朝鮮に帰国
■日本での登録名:コ・フィフン (日本名:あゆみ)
タレントの和田アキ子と幼なじみ

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【金正恩朝鮮労働党委員長】
 1984年1月8日、金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男として出生。
 82、83年生まれ説もある。母の高英姫(コ・ヨンヒ)が大阪出身の在日朝鮮人だった事実は国内で公にされていない。

 少年時代にスイスに留学し、資本主義に接した。バスケットボールに熱中し、日本の人気漫画「スラムダンク」なども愛読していたとされる。
 父が「『正恩は根っからの遊び人でダメだ』とあきれていた」と評したとする内部情報も流れたが、2人の兄は後継レースから脱落。2011年の父の死に伴い最高権力者の座に就いた。

●金正恩と母・高英姫
金正恩と母・高英姫(コ・ヨンヒ)

 妻を公表しなかった父とは対照的に、李雪主(リ・ソルジュ)夫人を南北首脳会談などに同行させ外交面で「通常国家」であることを強調。
 識者は「形ばかりだが会議や裁判の手続きを重視し、先代に比べ開明的」とみる。

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[左から李雪主夫人、金正恩、文在寅、金正淑(キム・ジョンスク)夫人]

 一方、13年には叔父の張成沢(チャン・ソンテク)氏を処刑。昨年2月にはシンガポールの隣国、マレーシアで異母兄の金正男(ジョンナム)氏を暗殺するなど体制の安定のため、なりふり構わない非情さを持ち合わせる。

 たばこ好きとして知られ、煙をくゆらせながら年配の幹部らに訓示を垂れる写真が朝鮮労働党機関紙「労働新聞」にたびたび掲載されている。(シンガポール 時吉達也)
産経ニュース 2018.6.11

ロスマンズ 北朝鮮国旗
金正恩の好きなタバコ、ロスマンズ(Rothmans:英国)(色に注目)

※平壌には街の区分をタバコで表す隠語があり、党幹部の自宅が多いロスマンズ通り(蒼光通り)、新興富豪の住む通りはダンヒル通り(光復通り)、在日朝鮮人が集中している通りはセブン通り(安商宅通り)などと呼ばれている。

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