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【パリ=宮下日出男】
 フランス大統領選の決選投票で、独立系のマクロン前経済相が大統領当選を確実にしたことを受け、欧州各国や欧州連合(EU)の首脳から祝福と安堵の声が一斉に広がった。

メルケル首相 ドイツのメルケル首相は7日夜、マクロン氏に電話で祝意を伝え、「仏有権者の判断は欧州に対する支持表明」と歓迎。

「伝統的な独仏友好の精神で、新大統領と信頼に満ちた協力ができると期待している」と述べた。

 EUのユンケル欧州委員長はマクロン氏にあてた書簡で「強く進歩的な欧州という、あなたが守った理念が大統領として実行されることをうれしく思う」と表明した。

 EUのトゥスク大統領は「自由、平等、友愛を選択したフランス国民を祝福する」と自身のツイッター上でたたえた。

 イタリアのジェンティローニ首相は「マクロン大統領、万歳! 欧州の希望だ」とツイッターで喜びを表わした。

 EU離脱交渉を控える英国のメイ首相は「フランスは最も緊密な同盟の一国であり、新大統領と共有する幅広い優先課題でともに取り組むことを楽しみにしている」との声明を出した。

aebc8787 ◇ウィルダース党首はルペン氏にエール

 一方、ルペン氏の盟友関係にあるオランダの極右、自由党のウィルダース党首はツイッター上で「何百万もの愛国者があなたに投じた。次はあなたが勝つ。私もだ」と主張した。
産経新聞 5/8(月)