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 川崎市川崎区桜本、大島、浜町は通称「おおひん地区」と呼ばれ、全国でも有数のコリアンタウンとして知られています。

 この地域は、大正から戦時中にかけて、朝鮮半島から川崎に移り住んだ人々が多く居住し発展してきた街と言われています。中でも桜本エリアは大阪の鶴橋と並んで、異国情緒漂う独特の文化を育んできた街として有名です。

 一方で、今回暴力沙汰にまで発展した、「言論の自由とヘイトスピーチ問題」の最前線地区でもあります。

 先月3日、行動する保守の重鎮であるせと弘幸氏の主催で、弁護士の徳永信一氏を招いて行われるはずだった講演会が、組織的かつ暴力的な妨害行為により延期を余儀なくされました。

 前日に関連保守団体の街宣活動が行われたこともあり、当日は開始時間のかなり前から講演会に反対するグループが会場周辺に集まり、弁護士や講演参加者を取り囲んで会場に入れないように妨害する中で事件は起こりました。

 講演開催反対グループの中心となった「ヘイトスピーチを許さないかわさき市民ネットワーク」(川崎市桜本)のリーダーと思しき男、同団体スタッフ、反差別活動家の崔江以子(チェ・カンイジャ)氏らが、会場入り口付近で別の入り口の方を指さしながら立ち話しているところが映像にも収められています。↓

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写真中央左から、「暴行犯」、講演反対グループメンバー、崔江以子氏(黄色い帽子)

師岡康子弁護士
師岡康子弁護士と崔江以子氏

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「ヘイトスピーチを許さないかわさき市民ネットワーク」のスタッフ

 講演参加者を突き倒して講演を妨害した男が、活動家の崔江以子氏や反差別団体スタッフと知り合いであるのは間違いないようですが、崔江以子氏は21日朝のNHKニュースでは、自分たちが暴力的かつ執拗な妨害行為を行ったことには一言も触れず、むしろ被害者として登場し、NHKもその方向で印象づけるような編集をしていました。



 崔江以子氏と共に暴行事件の一部始終を目撃し、暴力を黙認した師岡康子弁護士も、講演開催反対グループ側の暴力には一切触れず、ヘイトスピーチ解消法に罰則を設けるべきであるかのような言論誘導を行っています。

師岡康子

※「ヘイトスピーチ解消法」の成立時(2016)、韓国では「嫌韓デモ抑制法」成立と報道されたようですが、韓国におけるヘイトスピーチ問題は現在調査段階であり、特に法規制は存在しません。

 そもそも先月行われるはずだった講演会は、対在日朝鮮人に特化した嫌韓デモなどではなく、むしろ「言論の自由とヘイト規制」の根本的なあり方を問うという趣旨のものであっただけに、暴力によって妨害されたことで相互の理解や歩み寄りの機会が失われたのは残念というしかありません。

 また、日本社会の公器たるべきNHKが、中途半端な取材とバイアスのかかった編集によって、上で紹介した動画のような偏向報道を堂々と行っていることに危機感を抱かざるを得ません。

 故三宅博議員が、NHKの中には相当数外国籍の職員さんがいらっしゃる。その国別、あるいは人数をお答え頂きたい」と質問した際に、NHKの専務理事である吉国浩二氏は、「採用時に在留資格の確認などのために国籍を個別に確認しておりますけれども、その後帰化するとかそういう事情もありますので、国別に正確に把握しておりません。ちょっと今お答えできない」と答えています。

 上層部以下、どれくらい外国(反日)勢力に汚染されているのか分かりませんが、国益、日本国民の利益を重視した内容で公平かつ公正に報道するべきNHKがこのような偏向報道を行っていることに対し、我々日本人は強く抗議いたします。

 ヘイトスピーチが法制化される段階で、西田昌司議員は、「ヘイトスピーチ解消法は単なる理念法です。言論の自由が侵される危険性はありません。安心してください」などと各所で語っていましたが、いったん成立してしまえば、なし崩し的に「罰則を~制裁を~」という流れに持って行こうとする勢力が騒ぎ出すのは、国民の大半が危惧していたことでもありました。
 その意味で、国民を欺いた西田昌司議員は拭いきれない黒歴史を背負ったようなものです。

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左から西田昌司議員、崔江以子氏、崔江以子長男、有田芳生議員

崔江以子 長男 夫
反差別活動家の崔江以子氏、長男、夫

崔江以子の息子
母親の崔江以子とともに反差別活動を行っている長男

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川崎講演会、暴行犯
警察も黙認した暴行現場から立ち去った反ヘイト団体リーダー
いったい何者なのか

ヘイトスピーチを許さないかわさき市民ネットワーク
「ヘイトスピーチを許さないかわさき市民ネットワーク」