【ワシントン時事】
マティス米国防長官は23日、フィリピン北部クラーク経済特区で東南アジア諸国連合(ASEAN)各国の国防相と会談し、海洋安全保障上の共通の課題克服に向け、米国との軍事協力強化を呼び掛けた。各国と連携を強め、南シナ海の軍事拠点化を進める中国をけん制する狙いがある。
マティス長官は「パートナー国と共に海洋上の治安維持能力向上を図る」と強調。米軍との軍事演習拡大や、共通の脅威に対抗するため、情報共有・分析における協力を続けると約束した。
※フィリピンの経済特区クラーク
ルソン島、アンヘレス郊外。
元々アメリカの空軍基地だった地区で、教育機関をはじめとして免税店を含んだショッピングエリア、ゴルフ場、ホテルやカジノといったリゾート施設が点在する。
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