【カイロ時事】在英のシリア人権監視団は15日の声明で、シリア北西部イドリブ県で4日に起きたアサド政権軍による化学兵器使用が疑われる空爆の死者が88人に達したと発表した。
このうち31人が子供で、21人が女性という。
攻撃をめぐって欧米やトルコは、政権側が猛毒の神経ガス、サリンを使ったという見方を強めている。これに対し、アサド大統領は「100%でっち上げだ」と述べ、化学兵器自体を保持していないと主張している。
時事通信 4/15(土)
◆関連記事
【シリア】米軍、アサド政権の関連施設に巡行ミサイル発射=59発 飛行場標的
→化学兵器(サリン)が使われた攻撃に対する対抗措置
サリンか、毒ガス調査=シリア政権否定 死者100人情報―国連委
→アサド政権の部隊が実行か アサド政権グ軍側は否定
【シリア】ロシア軍、化学兵器疑惑のシリア北西部イドリブ県空爆か 子供ら18人死亡
→アサド政権を支援するロシア軍が反体制派が支配するイドリブ県を空爆