※中共政府は、「連続二日間、感染ゼロ」などと発表していますが、北京大院長が「新規感染を1例も出してはならないという圧力が凄まじく、厳しい処罰や失職を恐れて医療関係者が皆萎縮している」と暴露していますし、世界中が中共政府の発表内容の信憑性を疑い、不信の目で見ているのが現実です。 *

  ドナルド・トランプ大統領

 ◇「ウイルスは中国からきているから、人種差別にはあたらない」

 アメリカのトランプ大統領は、《中国ウイルス》の感染拡大について中国の公表の遅れで感染が世界規模に広がったと指摘し、改めて中国を批判しました。

 トランプ大統領は19日の記者会見で、《中国ウイルス》の感染拡大について「もっと早く知っていれば、中国の発生地の1か所で感染を封じ込めることが可能だったかもしれない」と述べました。

 さらに「中国が事態を公表しなかったことで、世界は今、大きな代償を払っている」と述べ、改めて中国を批判しました。
NHK NEWS WEB 2020年3月20日

※中国ウイルス=武漢発新型コロナウイルス(Wuhan coronavirus)


トランプ氏「私が大統領である限り 米軍への侮辱は許さない」

 ◇中国ウイルス対策の強化を目的に、「国防生産法」に署名

 トランプ大統領は3月18日の記者会見で、「中国ウイルス」という言葉を再び使用しました。「ウイルスは米軍が中国に持ち込んだ」との中共当局の主張に対し、米軍の顔に泥を塗ることは決して許してはならないと述べました。
 トランプ大統領は18日の記者会見で再び「中国ウイルス」という言葉を使いました。

 トランプ大統領 
「まず中国ウイルスとの戦いにおける重要な進展を発表したいと思います」

 トランプ大統領は、ウイルスは確実に中国から来ているのだから、「中国ウイルス」という言葉は人種差別ではないと述べました。

 トランプ大統領 
「これは全く人種差別ではない。ウイルスは中国から来ている。これが中国ウイルスと呼ぶ理由です。はっきりさせたいと思います」

 トランプ大統領は「ウイルスは米軍由来」という中共の主張に対し、自身が大統領である限り、米軍の顔に泥を塗る中共の行為を看過できないと述べています。

 トランプ大統領 
「今はやめているかもしれないが、中共はある時、(ウイルスは)米軍のせいだと主張。ありえないことです。私が大統領である限り、このような(泥を塗る)行為は許さない」

 トランプ大統領はさらに、中共はウイルスについてもっと早く情報を公開するべきだったと示唆しています。

 トランプ大統領 
「責任は中共にあるのかと?確かなのは、早期に対処できなかったこと。もっと早くから対処できていれば、とても助かったことでしょう」

 記者が米中貿易協定について質問したところ、トランプ大統領は中国は関税の取り消しを要求していないと述べました。

 トランプ大統領 
「中国は我々に数十億ドルの関税を支払っている。取り消す理由がありません。中国は私にこのことを言ってもいないし、関税取り消しも求めていない」

 また中共が、感染状況を調査していた米国籍記者三人を追放したことについて、トランプ大統領は、このような事が再発するのは見たくないと述べました。

 トランプ大統領 
「このようなことは見たくない。全く気に入らない」
18日、トランプ大統領はまた、中国ウイルス対策の強化を目的に、「国防生産法」に署名しました。これにより、製造業者に対し、マスクや人工呼吸器などの医療物資の増産を要求することなどが可能になります。

 会見後、トランプ大統領はツイッターで改めて「中国ウイルスと戦うため、国防生産法にサインした。将来における最悪の時のためだ。これが必要にならないことを願う」と発信しています。
NTDTVJP 2020/03/20

「中国の数字、「信用しない」

◆中国の医師が告発 中国政府発表の新規感染者「ゼロ」はウソ

 新型コロナウイルス感染症の被害が最も深刻な中国湖北省武漢市での新規感染者を、中国政府が18日に0人になったと発表したことについて、同市にある患者隔離施設の医師が19日、共同通信の取材に「信頼できない」と告発した。

 医師によると、10日に行われた習近平国家主席による視察に合わせ、症状の残る多数の患者が隔離を急きょ解除され、一部の感染検査が停止されたという。
 習氏への配慮から、対策成功アピールのため治療中の患者数を意図的に減らしていると指摘し、同市の状況改善は欺瞞(ぎまん)であるとした。

 中国で現場の医師がこうした告発を行うのは異例。
 医師は40代で、武漢市の患者隔離施設で退院の可否を判断する立場にある。匿名を条件に書面や通信アプリを通じて取材に応じた。実態が隠されれば、再び大流行が起こる恐れがあると強い懸念を示した。

武漢市の病院

 中国の診療方針は感染症患者の退院について、ウイルス検査の結果が2回連続で陰性となり、コンピューター断層撮影(CT)で肺炎の症状の明らかな改善が確認されることなどを条件としている。

 医師によると、習氏の視察以降、自身が担当する患者に肺炎の所見が見られたにもかかわらず、感染症対策を担う当局の「専門団」の判断で隔離が解かれた。この頃から解除の判断が甘くなり「感染者の大規模な隔離解除が始まった」という。

 外来患者も発熱などの症状がある人への問診が簡略化され、感染時に体内で生成される抗体を検出する血液検査が停止された。結果として「感染疑い例が野に放たれている」としている。

 習氏は武漢市の病院などを視察し「(感染状況に)前向きな変化があり、重要な成果が出ている」と強調、感染が終息に向かっていると内外にアピールしていた。

 中国政府の発表では、湖北省でこれまでに5万8000人近くが治療を終えて退院。武漢市では3月中旬に入って1日当たりの新規感染者数が10人以下で推移している。

 《湖北省全体でも0人》中国政府は19日、武漢市で18日に新たな感染者が確認されなかったと発表した。湖北省全体でも新たな感染者が0人になった。
 1月23日に同市が事実上封鎖されて以降、1日当たりの新規感染者数が0人になったのは初めて。
 一時は、1日当たり1万3000人を超えた時期もあり、同市の感染者は18日までに計5万5人、死者は計2496人に上っている。

 感染が世界各国に拡大する中、習近平指導部は、対策の成功を象徴する出来事と捉え、感染症を克服しつつあるとの宣伝を強めるとみられる。

 《麻生財務相、中国の数字「信用しない」》麻生太郎財務相は19日の参院財政金融委員会で感染拡大による経済への影響を問われた際、中国の発表する感染者数などの数字について「信用しないのが正しいと思っている」と話した。

 麻生氏は、リーマン・ショック時などとは異なり「実体経済にコロナが及ぼす影響がよく見えない。しかも中国から起きている」と述べ「(中国の)数字は信用すると大体違う」と指摘した。
Sponichi Annex 2020年3月20日